英語には、日本語の「です・ます」のような敬語表現や、尊敬語・謙譲語のような体系的な敬語表現が存在しないため、「英語には敬語がない」などと言われます。
しかし実際には、ネイティブが友達との会話に用いる英語と、目上の人との会話やビジネスで用いる英語には大きな違いがあります。
つまり、英語には敬語とは別に、丁寧さや尊敬の気持ちを表す文法や言語表現などが存在するのです。
今回は、英語の敬語表現にあたる丁寧な表現を用いるための方法をご紹介します!
目上の人と話すことが多い人や、ビジネスで英語を用いる人は必見です!
ぜひご覧ください!
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目次
英語で丁寧さを表現する方法4選
それでは早速、目上の人との会話やビジネスで丁寧な英語表現をする方法を4つご紹介します!
この4つを意識して英語を用いると、相手に失礼な印象を与えることを防ぎ、円滑にコミュニケーションをすることができますので、ぜひ参考にしてみてください!
英語の敬語表現①:過去形にする
英語では、過去形にすることで丁寧さを表すことができます。
敬語とは、相手や現実と自分との距離を表す表現であり、相手との距離を離せば離すほど、ズケズケとしたぶしつけな印象を避けられ、より丁寧で控え目な印象になります。
とすると、過去形にすることで、相手や現実との距離感を表し、より丁寧な印象を与えることができるのです。
丁寧さを表す過去形は、過去の意味は全くないので、会話や小説などの中で出てきた際には、意味を取り違えないように注意が必要です。
以下に、代表的な例をご紹介します。
can→could
Can you help me?(普通)
手伝ってくれる?
→Could you help me?(丁寧)
手伝っていただけますか?
will→would
Will you open the window?
窓を開けてくれるかな?
→Would you open the window?
窓を開けていただけますか?
may→might
May I suggest something?
ご提案してもよろしいでしょうか?
→Might I suggest something?
もしよろしければ、ご提案差し上げてもよろしいでしょうか?
think→thought、was thinking
I think it is good to ask your opinion.
あなたの意見を聞くのは良いことだと思います。
→I thought it might be good to ask your opinion.
あなたの意見をうかがうのも良いかと思いまして。
hope→hoped
I hope you can join the meeting.
ミーティングに参加してもらえると嬉しいです。
→I hoped you might be able to join the meeting.
ミーティングにご参加していただければ嬉しいと思っているのですが。
英語の敬語表現②:命令文や平叙文よりも疑問文
相手にお願いするときや、要望を伝えたいとき、提案するときなどには、命令文や平叙文ではなく、疑問文にするとより丁寧さが増します。
命令文や平叙文は、相手に選択の余地を与えない強圧的な印象がある一方で、疑問文では、形式的にでも選択肢を与えているため、ぶしつけな印象を避けることができます。
I want some water.
水がほしい。
→Can I have some water?
水をもらえますか?
You need to fix this.
直しなさい。
→Would you be able to fix this?
直すことができますか?
Let’s meet tomorrow.
明日会おうよ。
→How about meeting tomorrow?(丁寧)
明日会うのはどうかな?
→Would you like to meet tomorrow?(より丁寧)
明日はお会いできますか?
Close the door.
ドアを閉めなさい。
→Can you close the door?(普通)
ドアを閉めてもらえる?
→Could you close the door?(丁寧)
ドアを閉めていただけますか?
→Would you mind closing the door?(より丁寧)
ドアを閉めていただいてもよろしいですか?
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英語の敬語表現③:直接的より間接的
敬語は、相手や現実との「距離が離れるほど丁寧になる」と先ほど述べましたが、それと同じで、直接的な表現よりも回りくどい間接的な表現を用いるほうがより丁寧になります。
あえて乱暴に言い換えると、「不要な要素を入れて文章を長くすればするほど、控え目でより丁寧な印象になる」と言えます。
具体的には、
「残念ながら」のような、クッション言葉を用いる
「かもしれない」のような、断定を避ける表現を使う
「必ずしも~ない」のような、部分否定を用いる
などの方法があります。
ただし、あまりに回りくどい言い方ばかりすると、「早く要点を言え!」と相手をイライラさせてしまうこともありますので、バランス感覚が大事になってきます。
以下に、代表的なものをご紹介します!
英語のクッション言葉
I’m afraid:恐れ入りますが、すみませんが
That’s wrong.
それは間違っている。
→I’m afraid it might not be correct.
恐れ入りますが、それは間違っているかもしれません。
Unfortunately:残念ながら
‐Unfortunately, we are unable to approve your request at this time.
申し訳ありませんが、現時点ではご依頼を承認できません。
‐Unfortunately, the item you requested is currently out of stock.
残念ながら、ご希望の商品は現在在庫切れです。
It seems that…:…のようです
‐It seems that there might be some issues with the system.
システムにいくつか問題があるように思われます。
‐It seems that we could consider an alternative approach.
別の方法を検討してもよさそうです。
Perhaps:かもしれません
‐Perhaps this approach would work better.
この方法の方がより効果的かもしれません。
– Perhaps we should double-check that part.
その部分を念のため再確認した方がいいかもしれません
Maybe:かもしれない
‐Maybe you can try again later.
後でもう一度試してみたらいいかもね。
‐Maybe you could send me the file later?
あとでファイルを送ってもらえたら助かるかも。
‐Maybe this isn’t the right time to bring it up.
今この話をするのはちょっとタイミングが悪いかも。
断定を避ける英語表現
It might be better to…:…の方がいいかもしれません
‐It might be better to wait until we get more information.
もう少し情報が集まるまで待った方がいいかもしれません。
I was thinking…:…かなと思っていたのですが
I was thinking we could reschedule the meeting to next week.
来週に会議を延期できたらと思っていたのですが。
Do you happen to…:…だったりしますか?
Do you happen to have a moment to talk?
少しお話しできる時間は、もしかしてありますか?
I was wondering if you…:…していただければと思っていたのですが
I was wondering if you could review this document by Friday.
金曜日までにこの書類を見ていただけないかと思っていたのですが。
I’m not sure but…:確かではないですが…
I’m not sure, but maybe we should double-check the figures.
確かではないですが、数字をもう一度確認した方がいいかもしれません。
部分否定を用いる
not entirely(完全に~ではない)、not necessarily(必ずしも~でない)、not the best(最善ではない)などの部分否定の表現を用いることで、相手の意見を全否定することを避け、柔らかく伝えることができます。
You’re wrong.
あなたは間違っている。
→I’m not sure that’s entirely correct.
それが完全に正しいかはちょっと分かりません。
That’s a bad idea.
その考えは良くない。
→It might not necessarily be the best approach.
それが必ずしも最良の方法とは限らないかもしれません。
You’re not helping.
君は役に立ってないよ。
→That might not be the most helpful way.
そのやり方はあまり効果的ではないかもしれません。
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英語の敬語表現④:丁寧な語彙やフレーズを用いる
英語には、丁寧な語彙やフレーズというものが存在します。
日本語でも、「言う→伝える」「分かる→承知する」「思う→存じ上げる」「食べる→いただく、召し上がる」のように、用いるとよりプロフェッショナルで丁寧な印象を与えられる単語がありますよね。
英語にも同じように、よりプロフェッショナルで丁寧な印象を与えることができる言葉のチョイスというものが存在します。
また、丁寧なフレーズに関しては、そのままの形で非常によく使われるため、慣用表現として暗記してしまうと便利です。
以下に、代表的なものをご紹介します!
丁寧な語彙
talk about→discuss
Let’s talk about the project in more detail.
→ Let’s discuss the project in more detail.
もっとプロジェクトについて詳しく話しましょう。
help→assist
I’m happy to help you.
→I’m happy to assist you.
喜んで対応させていただきます。
tell→inform
I’ll tell him about the change.
→ I’ll inform him of the change.
彼に変更点について伝えておきます。
ask→request / inquire
‐I’ll ask for a refund.
→ I’ll request a refund.
返金を依頼するつもりです。
‐I wanted to ask about your service.
→ I wanted to inquire about your service.
御社のサービスについてお伺いしたいのですが。
nice→pleasure
It was nice meeting you.
→ It was a pleasure meeting you.
お会いできて光栄でした。
be sorry→apologize
I‘m sorry for the inconvenience.
→ I apologize for the inconvenience.
ご不便をおかけしまして、お詫び申し上げます。
free→available
Is Mr.Smith free this afternoon?
→ Is Mr.Smith available this afternoon?
スミス様は本日午後、ご都合よろしいでしょうか?
Let’s→Shall we~?
Let’s start the meeting.
→ Shall we begin the meeting?
会議を始めましょうか。
Can I~?→May I~?
Can I ask you something?
→ May I ask you something?
お尋ねしてもよろしいでしょうか?
※canとmayの詳しい違いについては、mayの使い方を徹底解説!canとの違いもスッキリ理解!の記事で解説しています!
want→would like
I want some coffee.
→I would like some coffee.
コーヒーをいただきたいです。
should→might want to
You should check the numbers again.
→ You might want to check the numbers again.
もう一度数字を確認されたほうがよいかもしれません。
I think→I would think
I think this is a good idea.
→ I would think this is a good idea.
これは良い考えかと存じます。
丁寧なフレーズ
Would you mind~ing?:〜していただけますか?
Would you mind sending me the report by tomorrow?
明日までにレポートを送っていただけますか?
Would it be possible to…?:…することは可能でしょうか?
Would it be possible to schedule a meeting next week?
来週、ミーティングを予定することは可能でしょうか?
It might be better to…:…した方がよろしいかもしれません
It might be better to review the contract before signing.
契約書にサインする前に見直したほうがよいかもしれません。
Would you like…?:…はいかがですか?
Would you like some coffee before we start?
始める前にコーヒーはいかがですか?
I’d appreciate it if you could…:…していただけると助かります
I’d appreciate it if you could fix this when you have a chance.
お手すきの際に修正していただけると助かります。
英語の敬語を使いこなすコツは?
目上の人やビジネスの相手に対しても失礼にならない、丁寧な英語表現をする方法について解説してきました。
英語で敬語にあたる丁寧な表現をする方法として、
という方法があるということがわかったかと思います。
丁寧な英語表現を早く使いこなせるようになるには、理屈をわかったうえで、例文を暗記してしまうことが大切です。
英語の例文を覚えていると、考えることなく英語表現が口から出てくるようになり、使っているうちに応用もできるようになるからです。
実践を重視する方こそ、意味のわかる英語の例文をたくさん覚えてみましょう!
段々と、英語の思考回路が開発されることが実感できますよ!
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