海外ドラマや英会話で、聞き慣れない英語の訛りに出会うことはありませんか?
日本語にもさまざまな訛りがあるように、英語にも数え切れないほどの訛りが存在します。
有名な例で言えば、アメリカとイギリスでは同じ英語でも発音が異なって聞こえますよね。
この記事では、国や地域ごとの英語の訛りの特徴について解説します!
英語のさまざまな訛りについて理解し、英会話や海外ドラマをより楽しみたいという方は、ぜひご覧ください!
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目次
英語の訛りとは?
英語の訛りとは、国、地域、社会的地位ごとに特徴的な発音のことを言います。
例えば、mateを「メイト」と読むか「マイト」と読むかの違いは訛りになります。
「アメリカ英語」「イギリス英語」「インド英語」のように国ごとに異なる訛りもあれば、アメリカ国内での北部と南部の発音の違い、クイーンズ・イングリッシュのような地位をあらわす発音など、訛りは無数に存在します。
また、英語で訛りはaccent、方言はdialectといいます。
訛り(accent)は発音のちがいだけを表す一方、方言(dialect)は発音だけでなく、表現や文法、スペリングなども含めた言語体系のちがいを表します。
例えば、シンガポールの英語では主語やbe動詞が省略されたり、独自の表現(lah, lor, leh)を用いるなどの特徴があり、それは方言となります。
「標準的な」英語とは?
標準的な英語とは、広く人々が「正しい」と認識する英語のことです。
ただ、標準的な英語はたったひとつに定まるものではなく、国ごとにそれぞれ存在します。
例えば、イギリスであれば「容認発音(Received Pronunciation (RP) 」と呼ばれるものが標準とされ、アメリカであれば「一般米語(General American)」もしくは「放送網英語(Network English)」と呼ばれるものが標準とされています。
スペリングに関しても、例えば「色」を表す英単語はイギリスではcolourが標準ですが、アメリカではcolorが標準です。
このように、英語には唯一の「正解」があるわけではなく、国ごとに微妙に異なったルールや使い方がされているのです。
魅力的な英語の訛りランキング!日本は上位?
国や地域ごとの訛りを、ネイティブはどのように感じているのでしょうか?
日本語でも「博多弁は可愛い」「関西弁は親しみやすい」などとそれぞれイメージがあるように、英語でも訛りごとにイメージがあるようです。
CEOWORLD magazineによる「訛りの魅力度」に関する調査があります。
96,398人に対し、32か国の英語の訛りの中で「最も魅力的」と感じるものを調査した結果、以下のような結果となっています。
1位 イギリス英語 68%
2位 アイルランド英 57%
3位 オーストラリア英語 53%
4位 アメリカ英語 51%
5位 フランス英語 48%
6位 ドイツ英語 47%
7位 スコットランド英語 44%
8位 ニュージーランド英語 41%
9位 カナダ英語 40%
10位 インド英語 37%
11位 日本英語 36%
12位 ロシア英語 34%
13位 スウェーデン英語 33%
14位 ジャマイカ英語 29%
15位 南アフリカ英語 26%
以下省略
調査によると、最も魅力的と考える人が多い訛りはイギリス英語で、68%の人が魅力的と答えています。
上位は英語圏の国が続きますが、5位と6位にフランスとドイツの非英語圏の英語がランクインしているのは面白いですね。
また、日本の英語は32カ国の中の11位という上位で、36%の人が「最も魅力的」と答えているのは、意外な結果ではないでしょうか。
この調査の結果から、英語圏の発音に近づけようとすることは大切ですが、自分の訛りも「魅力」の一つになるので、あまり気にしすぎず、自信を持って話すことが大切だということがわかります。
国ごとの訛りの特徴を紹介!
ここでは、国ごとの英語の訛りの特徴について解説します!
世界共通語としての英語には、国ごとに母国語の影響を受けたさまざまな訛りが存在します。
刻一刻と増え続けている英語の訛りを全て紹介することは不可能なので、ここでは特徴的な訛りや聞く機会が多い訛りをピックアップしてご紹介します!
アメリカ英語の特徴
アメリカ英語は、日本人がリスニング教材などで最も親しみのある訛りの一つです。
アメリカ国内だけでも、「南部訛り」「ニューヨーク訛り」「ニューイングランド訛り」などをはじめとした約30もの方言・訛りが存在しますが、ここでは一般的な特徴についてご紹介します。
R をどんな時もしっかり発音する
roller coaster
hard
matter
母音に挟まれたTはdのように発音する
water–wader
matter–madder
better–bedder
Nの後のTを発音しない
international–In_ernational.
advantages–advan_ages
曖昧母音(schwa sound)の多様
America–Uh-mer-i-kuh ウメリカやエメリカのような音
away–uh-way エウェイやウウェイのような音
problem–pro-bluhm プロブラムやプロブルムのような音
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イギリス英語の特徴
イギリス英語には、地域や階級ごとに40近い方言・訛りが存在します。
例えば、「コックニー(東ロンドンの労働者階級)」「ジョーディー(ニューカッスル)」「スカウス(リバプール)」「エスチュアリー(テムズ川沿ロンドン)」などがあります。
イギリス英語の一般的な特徴は以下の通りです。
母音が後に続かない限り、末尾のRは発音しない
butter–butteh
car–cah
part-time –paht-time
語末のRと語頭の母音が続いたら、Rを足す
four eyes—four rise フォーライズ
for a long time– for ra long time フォーラロングタイム
Aの音が長くなる単語がある
bath–baw-th バス→バース
can’t–caw-nt キャント→カーント
dance–daw-nce ダンス→ダーンス
アイルランド英語の特徴
アイルランドの英語にも、ダブリン訛りなどさまざまな方言が存在します。
アイルランド英語は音楽のように流れるようなリラックスした響きが特徴的です。
一般的な特徴は以下の通りです。
THは、tかdで発音する
this is my mother —dis is my mudder
think–ti-nk ティンク
R をどんな時もしっかり発音する
hair
mother
story
Iがoiのようになる
smile–smoil スマイル→スモイル
Ireland–Oireland アイルランド→オイルランド
him–hoim ヒム→ホイム
OWがehwのようになる
flower–flehwer フラワー→フレウワー
how–hehw ハウ→へウ
語末のGを発音しない
dansing–dancin
doing–doin
オーストラリア英語の特徴
オーストラリア英語は、イギリスの植民地だった歴史から、発音やスペリングなどでイギリス英語の影響を強く受けています。
オーストラリア英語の特徴は以下の通りです。
語末のGを発音しない
thinking–thinkin’
going–goin’
長母音Iがoiのように発音される
night—noight
find—foind
長母音Aがayeのように発音される
save—s-aye-ve セイヴ→サイヴ
mate—m-aye-te メイト→マイト
短母音Aがeのように発音される
sat—seht
hand—hehnd
母音が後に続かない限り、末尾のRは発音しない
butter–butteh
car–cah
part-time –paht-time
母音に挟まれたTはDのように発音する
water–wader
matter–madder
better–bedder
シンガポール英語の特徴
さまざまな人種の人が住む国際色豊かなシンガポールは、イギリスの植民地であった歴史から、4つの公用語のうちの1つが英語です。
シンガポール独自の英語の訛りから、Singlish(シングリッシュ)とも呼ばれています。
シンガポール英語(Singlish)の特徴は以下の通りです。
長い母音が短くなる
car—ca カー→カ
bought—bot ボート→ボット
good—gud グード→グド
THは、tかdで発音する
this is my mother —dis is my mudder
think–ti-nk ティンク
Lで終わるかLの後に子音が続くとき、「う」のように発音する
call—cou
almost—a-u-most
母音の間、語末のTは声門閉鎖音になる(喉で音を飲むように発音する)
better—be-er ベター→ベッアー
連続子音の最後の音が省略される
friend–frien
kind—kin
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インド英語の特徴
インドは1603年にイギリスが東インド会社を設立してから英語が広まり、現在では準公用語として、アメリカに継ぐ二番目に英語話者の多い国と言われています。
イギリスの影響を受けながらも、独自に発展した英語を持っています。
インド英語にもたくさんの種類がありますが、大まかな特徴は以下の通りです。
THは、TかDで発音する
this is my mother —dis is my mudder.
think–ti-nk
Thank you—ta-nk you
Rを強く巻いて発音する
park–パルク
Peter–ピーテル
WをVで発音する
water—ヴォータル
winter—ヴィンテル
綴りのまま読む
salmon–サルモン
Wednesday–ウェドネスデイ
南アフリカ英語の特徴
南アフリカ共和国には11の公用語があり、英語はそのうちの1つです。
異なる言語を話す人や民族間でのコミュニケーション手段として英語が用いられており、各民族の言語の影響を受けてさまざまな英語の方言や訛りが存在します。
南アフリカの英語にはさまざまなバリエーションがありますが、特徴的なものは以下の通りです。
巻き舌のようなRの発音
remove—hremove
短母音のIやAを曖昧母音で発音する
sit—seht
mill—mehk
Africa–Ehfrica
フランス英語の特徴
フランスの英語話者の数は世界で11位であり、そこそこ多いと言えます。
フランス人の英語の訛りの代表的なものには、以下のようなものがあります。
Rの発音が喉を震わせるような音になる
right—hright
france—fhrance
Hの発音を発音しない
hospital—ospital
happy—appy
長いIは短いIになる
sheep—ship
ドイツ英語の特徴
ドイツの英語話者の数は世界でイギリスに次いで7位と多く、英語力も高い人が多いです。
ドイツ人の英語の訛りの代表的なものには、以下のようなものがあります。
THをSかZで発音する
three—sri
this—zis
WがVのようになる
winter—vinter
want—vant
訛りは個性!自信を持って話そう!
各国の英語の訛りや方言などについて解説してきました。
世界中で約15億人の話者がいる英語ですので、母国語、地域コミュニティなどを受けて、発音や言語体系も独自の発展をとげていることがわかったかと思います。
また、国や地域に独特な方言や訛りを「賢そう」「素敵」「セクシー」「かわいい」などと好ましく思う人も多いです。
英語をアメリカ人やイギリス人のように話せないからと言って、臆病になる必要はないのです。
世界にはさまざまな英語があり正解は存在しないので、自信を持って自分の英語を話してみましょう!
英会話が楽しくなってくるはずです!
ただ、独学で英語を勉強していて
ここの文法がわからないな・・・・
この単語と単語の違いって何なんだろう?
TOEICやTOEFLの効率の良い勉強法が知りたい・・・
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