前置詞は、最も頻繁に出現する英単語といっても過言ではありません。
しかし、英語の前置詞には
in
at
on
of
over
off…
など様々な種類があり、どのように使い分ければよいのか迷ってしまいますよね。
英語の前置詞にはさまざまな意味がありますが、一度イメージを掴んでしまえば、スッキリと使い分けができるようになります。
今回は、前置詞の使い分けについて、イメージを用いながらわかりやすく解説します!
今まで辞書や説明を読んでもイマイチ理解できなかった人でも、この記事を読めばスッキリと腑に落ちますよ。
ぜひご覧ください!
また、英会話スクールAitemでは公式LINEを追加すると
海外ドラマフレーズ集500(超厳選)
効率が10倍良くなる勉強法
留学/ワーホリ/海外旅行プランの立て方
留学なしで英語話せるようになるプランの立て方
プチ英語相談
無料英語力診断
の豪華6特典が配信されます!
TOEIC満点・IELTS9.0(R)・英検1級など、英語のプロが手がけました!ぜひご登録ください!
目次
- 1 前置詞のイメージと使い分け方
- 1.1 in:入れ物に入っている
- 1.2 on:接触
- 1.3 at:ピンポイントで指す
- 1.4 for:方向
- 1.5 to:向かい、到達する
- 1.6 of:全体の一部分
- 1.7 off:離れる
- 1.8 away:距離が離れる
- 1.9 into:中に入る
- 1.10 beteen:2つのものの間
- 1.11 among:3つ以上のものの間
- 1.12 about:周辺
- 1.13 around:周囲
- 1.14 over:円弧を描いて移動
- 1.15 above:基準より上
- 1.16 below:基準より下
- 1.17 under:覆われている
- 1.18 through:空間を完全に通り抜ける
- 1.19 along:沿う
- 1.20 across:横切る
- 1.21 near:位置が近い
- 1.22 by:すぐそば
- 1.23 beside:すぐ横に並んでいる
- 1.24 with:付属して一緒に存在する
- 1.25 during:一定期間続いている
- 2 前置詞を使い分けるコツは?
前置詞のイメージと使い分け方
それでは早速、それぞれの前置詞のイメージと使い方を見ていきましょう!
in:入れ物に入っている
inは、入れ物の中に入っているイメージです。
物理的なモノ(建物、箱など)の中にあることを表すだけでなく、in love(恋している)、in time(時間内に)、in winter(冬に)などといった抽象的な概念や状態の中にいることも表すことができます。
She is in the room.
彼女は部屋の中にいる。
I put the book in my bag.
その本をバッグの中に入れた。
He’s in trouble.
彼はトラブルに巻き込まれている。
on:接触
onは、あるものが何かに接触しているイメージです。
接触のイメージから、接点に注目すれば「ある一点」を、接面に注目すればそこにかかる「圧力」や「くっついている状態」を表すなど、さまざまな派生的な意味が生じます。
The cat is on the table.
猫がテーブルの上にいる。
The responsibility is on you.
その責任はあなたにある。
She’s on vacation this week.
彼女は今週は休暇中だ。
He always wears a watch on his left wrist.
彼はいつも左手首に腕時計をしている。
at:ピンポイントで指す
atは、全体の中の一点をピンポイントで指すようなイメージがあります。
その対象は棚の角から人、駅までさまざまな大きさのものになり得ます。
at school(学校で)やat office(職場で)などといった表現からもわかりやすいように、個別具体的なモノや空間などをイメージしているというよりは、「漠然とした一点」として抽象的にとらえているような場合に、atが用いられます。
I will meet you at the station.
駅で会いましょう。
She is at the door.
彼女はドアのところにいる。
The party starts at 7 p.m.
パーティーは午後7時に始まる。
海外ドラマ1000時間観たスタッフの力作!
LINE登録で
厳選フレーズ集500もらう!
そのほか豪華6特典も配信!!
for:方向
forは、ある対象に向かっているイメージです。
ただし、方向を表すだけで、目的地に到達するかどうかは問題にしていません。
このイメージから、意図や目的、方向性などを示しますが、必ずしも相手や目的地を必要としないのも特徴です。
「〜に買う」「〜に歌う」「〜に料理をする」など、相手がいなくても成立する動詞とともに用いられるのは、そのためです。
I bought a cake for her birthday.
私は彼女の誕生日のためにケーキを買った。
He is studying for the test.
彼はテストのために勉強している。
We are waiting for the bus.
私たちはバスを待っている。
to:向かい、到達する
toは、ある目的地に向かい、到達するイメージです。
そのため、toは「あげる」「持って行く」「連れて行く」など、必ず目的地や対象となる相手が必要となる行為に用いられます。
She gave the book to me.
彼女はその本を私にくれた。
We are traveling to Paris next week.
私たちは来週パリに旅行します。
He walked to the park.
彼は公園まで歩いた。
of:全体の一部分
ofは、あるものの一部分というイメージがあります。
このイメージから、所属や分離、全体に対する部分など様々な意味を表します。
A piece of cake is on the table.
ケーキの一切れがテーブルの上にある。
I read a chapter of the book.
私はその本の一章を読んだ。
This product is free of harmful chemicals.
この製品は有害な化学物質を含んでいない。
off:離れる
offは、接触していたものから離れるイメージがあります。
「オフの日」のoffも、仕事から「分離する」ということになります。
The cat jumped off the table.
猫がテーブルから飛び降りた。
Please turn off the lights.
電気を消してください。
I got off the bus at the next stop.
私は次のバス停でバスを降りた。
away:距離が離れる
awayは、距離が離れるイメージがあります。
offは「ポロっと」離れるイメージがある一方、awayは徐々に離れるイメージがあります。
The children ran away from the thunderstorm.
子供たちは雷雨から逃げた。
The cat jumped away from the dog.
猫は犬から飛び退いた。
He went away on vacation.
彼は休暇で出かけた。
into:中に入る
intoは、中に入るという動きを表します。
in(入れ物の中に入っている状態)+to(向かい、到達する)という単語の作りからもイメージがしやすいでしょう。
She walked into the room.
彼女は部屋に入ってきた。
The ball went into the basket.
ボールはバスケットに入った。
He dived into the pool.
彼はプールに飛び込んだ。
海外ドラマ1000時間観たスタッフの力作!
LINE登録で
厳選フレーズ集500もらう!
そのほか豪華6特典も配信!!
beteen:2つのものの間
betweenは、2つのもののあいだに挟まれているイメージがあります。
このイメージから、位置だけでなく範囲(9時から5時など)も表します。
There is a fence between the two houses.
2軒の家の間にフェンスがある。
The meeting will take place between 2 p.m. and 4 p.m.
会議は午後2時から午後4時の間に行われる。
There is a big difference between right and wrong.
正しいことと間違ったことの間には大きな違いがある。
among:3つ以上のものの間
amongは、3つ以上のものの間にあるイメージがあります。
このイメージから、「囲まれている」「〜の中で」などの意味を表します。
She is popular among her friends.
彼女は友達の間で人気がある。
he was standing among the crowd.
彼女は群衆の中に立っていた。
The restaurant is among the best in the city.
そのレストランは市内で最高のレストランの1つだ。
about:周辺
aboutは、なにかの周辺というイメージがあります。
このイメージから、「だいたい」「おおよそ」といった意味も表します。
I am reading a book about history.
私は歴史についての本を読んでいる。
We talked about our plans for the weekend.
私たちは週末の計画について話した。
It’s about ten minutes from here to the station.
ここから駅まではおおよそ10分です。
around:周囲
aroundは、なにかの周囲をひとまわりするというイメージがあります。
このイメージから、「だいたい」「おおよそ」といった意味も表します。
「だいたい」「おおよそ」という意味で使われる場合、aboutよりもより範囲が広いという特徴があります。
She looked around the room for her keys.
彼女は部屋の中で鍵を探した。
There are many shops around the station.
駅の周りにはたくさんのお店がある。
The meeting will start around 3 p.m.
会議は午後3時ごろに始まります。
There were around 20 people at the party.
パーティーにはだいたい20人がいました。
over:円弧を描いて移動
overは、ある地点から向こう側の地点に、円弧を描いて移動するイメージです。
そのイメージから、点が上にいるときは「上」、点の移動により「覆っている」「隔てている」、点が到着した先である「向こう側」や「終わり」などさまざまな意味を表します。
The bird flew over the house.
鳥は家の上を飛んだ。
He put a blanket over the bed.
彼はベッドの上に毛布を掛けた。
We talked over coffee.
私たちはコーヒーを飲みながら話をした。
Don’t worry, it’s all over now.
心配しないで、もうすべて終わったよ。
海外ドラマ1000時間観たスタッフの力作!
LINE登録で
厳選フレーズ集500もらう!
そのほか豪華6特典も配信!!
above:基準より上
aboveは、何かの基準よりも高い位置にあるというイメージがあります。
このイメージから、位置や立場、点数や気温などが高いことなど、ざまざまな高低の位置関係を表すことができます。
The painting is hanging above the fireplace.
絵は暖炉の上に掛かっている。
The temperature is above freezing today.
今日は気温が氷点下を上回っている。
The airplane is flying above the clouds.
飛行機は雲の上を飛んでいる。
below:基準より下
belowは、何かの基準よりも低い位置にあるというイメージがあります。
このイメージから、南であることや高さが低いこと、気温や点数、地位が低いことなど、さまざまな高低の位置関係を表すことができます。
There is a basement below the house.
家の下に地下室がある。
The temperature is below freezing point.
気温は氷点下だ。
His performance was below expectations.
彼のパフォーマンスは期待以下だった。
The price is below 50 dollars.
価格は50ドル未満だ。
under:覆われている
underは、何かに覆われているイメージがあります。
このイメージから、何かに隠されている、覆われている、真下にいるなど、様々な意味を表します。
The car is parked under the tree.
車は木の下に駐車されている。
He is under a lot of stress at work.
彼は仕事で大きなストレスを感じている。
The country is under new management.
その国は新しい経営者の下にある。
through:空間を完全に通り抜ける
throughは、空間を完全に通り抜けて向こうに出るというイメージがあります。
森などの物理的な空間だけでなく、時間や手段、危機などの抽象的なモノを通り抜けるときにも用いることができます。
He ran through the door.
彼はドアを通り抜けて走った。
She learned a lot through experience.
彼女は経験を通じて多くを学んだ。
She worked through the night.
彼女は一晩中働いた。
along:沿う
alongは、なにかに沿うというイメージがあります。
このイメージから、「沿って」という意味だけでなく、「一緒に」という意味も表します。
We walked along the beach.
私たちはビーチに沿って歩いた。
There are trees along the road.
道路に沿って木々がある。
She worked along with the team to finish the project.
彼女はチームと協力してプロジェクトを終わらせました。
across:横切る
acrossは、平面を横切るというイメージがあります。
道を横切るとき、飛行機が空を横切るとき、国を横切るときなどに用いられます。
He walked across the street.
彼は通りを横断した。
The news spread across the country.
そのニュースは国中に広まりました。
A shooting star passed across the sky.
流れ星が空を横切っていった。
near:位置が近い
nearは、位置が近いことを表します。
「近い未来(near future)」などのように抽象的な意味で用いられることもありますが、基本的には「家の近く(near my house)」などのように物理的な位置を表すのに用いられます。
The supermarket is near my house.
スーパーは私の家の近くにある。
We are near the end of the project.
私たちはプロジェクトの終わりに近づいている。
The deadline is near, so we need to hurry.
締め切りが近づいているので、急ぐ必要がある。
by:すぐそば
byは、すぐそばにあるというイメージがあります。
このイメージから、経由地や手段、差異などを表します。
She stood by the door.
彼女はドアのそばに立っていた。
She was by my side during the difficult times.
彼女は困難な時期に私のそばにいた。
We traveled by train to get to the city.
私たちは都市に行くために電車を利用した。
Prices may vary by the season.
価格は季節によって変動することがある。
海外ドラマ1000時間観たスタッフの力作!
LINE登録で
厳選フレーズ集500もらう!
そのほか豪華6特典も配信!!
beside:すぐ横に並んでいる
besideは、すぐ横に並んでいるというイメージがあります。
位置的に隣にあることを表しますが、本題から外れているときや、誰かの援護のために隣に立つときなど、抽象的な意味でも用いられます。
The book is beside the lamp on the table.
本はテーブルの上のランプの横にある。
He is always beside me when I need him.
彼は私が必要な時、いつもそばにいてくれる。
The facts were beside the point.
その事実は重要ではなかった。
with:付属して一緒に存在する
withは、あるものや人が付属して一緒に存在するというイメージがあります。
このイメージから、所有や手段、対象などの意味を表します。
I’m going to the party with my friends.
友達と一緒にパーティーに行く。
The children played with their toys.
子供たちはおもちゃで遊んだ。
She painted the picture with oil paints.
彼女は油絵でその絵を描いた。
Are you with me on this decision?
この決定について私と同じ考えですか?
during:一定期間続いている
duringは、時の流れの中の、ある一定期間ずっと続いているというイメージがあります。
duringの後には、会議や夏休み、午後などといった名詞が続くのが特徴です。
I read a book during the flight.
私はフライトの間に本を読んだ。
She fell asleep during the movie.
彼女は映画の途中で寝てしまった。
During my childhood, I loved playing outside.
幼少期、私は外で遊ぶのが大好きだった。
前置詞を使い分けるコツは?
重要な前置詞のイメージや使い方について解説してきました。
英語は日本語訳を覚えるのではなく、核となるイメージを捉えることで、応用がきいたり、熟語の意味の予想がしやすくなったりします。
前置詞のイメージをしっかり頭に入れ、実際に例文を口に出してみることで、徐々に前置詞の呼吸を自分のものにすることができますよ。
ぜひたくさん英会話の中で用いることで、前置詞のイメージごと頭の中にインプットしましょう!
自信を持って使い分けができるようになりますよ!
また、英会話スクールAitemでは公式LINEを追加すると
海外ドラマフレーズ集500(超厳選)
効率が10倍良くなる勉強法
留学/ワーホリ/海外旅行プランの立て方
留学なしで英語話せるようになるプランの立て方
プチ英語相談
無料英語力診断
の豪華6特典が配信されます!
TOEIC満点・IELTS9.0(R)・英検1級など、英語のプロが手がけました!ぜひご登録ください!