みなさんは“further”と“farther”の違いが説明できますか?
どちらも“far”の比較級ですが、その使い分けは英語上級者でも紛らわしいものです。
基本的に、fartherは「測ることのできる距離」でfurtherは「測ることのできない距離」のことを指します。
この記事では、“further”と“farther”の違いについて、豊富な例文とともに簡単に理解できるようにまとめています。
この記事を読めば、もう“further”と“farther”の使い分けに悩むことはなくなります。
ぜひご覧ください!
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目次
fartherとfurtherの共通点
まず、fartherとfurtherの共通点について紹介します!
どちらもfarの比較級
fartherとfurtherの共通点の一つ目は、どちらもfarの比較級であるということです。
farには、二つの比較級の形があります。
far-farther-farthest
far-further-furthest
このように、綴りは異なりますが、fartherもfurtherも同じfarの比較級という共通点があります。
どちらも「より距離が離れていること」を表す
「距離」が離れていることを表す場合は、fartherとfurtherのどちらも使うことができます。
両者の意味に違いはありません。
例文
I can see a boat on the farther shore.
I can see a boat on the further shore.
向こう岸にボートが見える。
The road’s blocked and we can’t go any farther.
The road’s blocked and we can’t go any further.
道が封鎖されていて、これ以上遠くに行けない。
どちらも副詞と形容詞の用法がある
fartherもfurtherも、副詞と形容詞の両方の使い方ができます。
farther
(副詞)go farther(より遠くに行く)
(形容詞)farther north(より西側)
further
(副詞)go further(より遠くに行く)
(形容詞)further notice(以後の通知)
fartherとfurtherの違い
ここでは、fartherとfurtherの違いについて詳しく解説します!
「距離」か「程度」か
fartherとfurtherは、基本的に以下のような使い分けがされます。
farther…「距離」が離れている・測ることができる
further…「程度」がより進んでいる・測ることができない
しかし、共通点でも述べたように、furtherはfartherと同じく、距離についても使うことができます。
つまり、furtherの方がより意味が広範囲ということになります。
また、furtherは形容詞として使ったときに「追加の」「さらなる」「より進んだ」という意味で使うことができます。
この意味でfartherを使うことはできません。
(例)
further questions
-追加の質問
a college of further education
-継続教育カレッジ
(主にイギリスで、義務教育を終えて大学に進学しない人が選択できる、職業訓練を中心に学ぶことができる機関)
発音の違い
fartherとfurtherで、発音が異なります。
両者の発音は以下のとおりです。
farther /[US] fɑ́rðər | [UK] fɑ́ːðə/
further /fə́ːrðər/
fartherの「ファ」は口を大きく開けて日本語の「あ」に近い音を出します。
furtherの「ファ」は口をあまり開けずに喉の奥から「あ」のような音を出します。
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fartherとfurtherの使い方と例文
ここでは、fartherとfurtherのそれぞれの使い方について、例文も交えて詳しく解説をしていきます!
「距離」が離れているfarther
fartherは物理的な「距離」が離れている場合のみに使います。
場所や物体が物理的にどのくらい離れているのかという「測ることができる距離」と覚えておくといいでしょう。
測ることができる距離以外のことについてfartherを使うことはできません。
例文
New York is farther away than London.
-ニューヨークはロンドンより離れている。
The nearest station was much farther than she thought.
-最寄駅は彼女が思ったよりずっと遠かった。
I couldn’t walk any farther that day.
-その日はそれ以上遠くまでは歩けなかった。
「程度」が進んでいるfurther
furtherは物理的距離に加えて抽象的距離、すなわち「程度」が進んでいる場合に使うことができます。
時空や程度などの「測ることができない距離」にも使用できると覚えておくといいでしょう。
例文
We need to research further into this matter.
-この問題についてより詳細に調査する必要がある。
We need to look back further into the past to solve these problems.
-これらの問題を解決するには、もっと過去に遡って調査する必要がある。
It’s not worth reading any further.
-これ以上先に読み進める価値はない。
なお、先にも述べたとおり、fartherと同じように物理的な距離について使うことも可能です。
例文
I’ve never been further west than Nagoya.
-名古屋より西に行ったことはない。
I can’t walk any further.
-これ以上歩けない。
形容詞として使うfurther:「追加の」
また、furtherは形容詞として用いると、「追加の」「さらなる」「より進んだ」といったmoreやadditionalの意味で使うことができます。
fartherはこのような意味で使うことはできません。
この使い方はビジネスでもよく使われ、TOEICにも頻出な表現ですので、覚えておくと良いでしょう。
例文
For further information, see page 5.
-より詳細な情報については、5ページをご覧ください。
Please contact me if you have any further questions.
-さらなる質問がある場合は、私に連絡をしてください。
This shop will be closed until further notice.
-この店は、追って通知があるまで閉店します。
動詞として使うfurther:「促進する」
furtherは動詞で「さらに進める」「促進する」「推進する」という意味になります。
例文
How can we use social media to further the brand?
-ブランドを推進するために、どのようにソーシャル・メディアを使うことができるでしょうか?
Because of his hard work, He could further his career.
-彼の多大なる努力によって、彼は出世できた。
※ further one‘s careerで「出世する」「キャリアアップする」の意味
fartherとfurtherを攻略しよう!
farの比較級であるfartherとfurtherの違いや共通点について解説をしてきました。
いかがでしたでしょうか?
fartherもfurtherも物理的距離に対しては同じように使うことができますが、furtherの方が抽象的な距離や程度、時間軸など幅広く使うことができることがわかったかと思います。
例文を何度も繰り返して音読をしたり、実際に会話の中で使ってみることで、学んだ知識を実践的なものにしましょう!
ただ、独学で英語を勉強していて
ここの文法がわからないな・・・・
この単語と単語の違いって何なんだろう?
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