英語を勉強していると、「数えられる名詞」と「数えられない名詞」というものに出会います。
例えば、
「ペン」「りんご」「犬」→「数えられる名詞」
「水」「愛」「小麦粉」→「数えられない名詞」
というのはすんなりと理解できますよね。
しかし、
「ブロッコリー」「お金」「チーズ」→「数えられない名詞」
となると、急に「数えらえる」「数えられない」の区分がわからなくなりませんか?
ネイティブは「数えられる名詞」と「数えられない名詞」を暗記しているわけではなく、感覚で使い分けています。
今回は、数えられる名詞と数えられない名詞の違いについて解説していきます!
この記事を読めば、数えられる名詞と数えられない名詞の感覚を掴んで、ネイティブのように使いこなすことができますので、ぜひご覧ください!
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目次
数えられる・数えられない名詞の違い
英語の名詞には数えられる名詞と数えられない名詞というものが存在し、数えられる名詞は可算名詞、数えられない名詞は不可算名詞といいます。
可算名詞と不可算名詞の違いは以下の通りです。
可算名詞 :数えられる→輪郭がくっきりしている、切り分けられない
不可算名詞:数えられない→輪郭が曖昧、切り分けても本質が変わらない
例
可算名詞…犬、コップ、車、バッグ、メガネ、本、椅子、イヤリング、セーター
不可算名詞…水、チーズ、肉、チョコレート、ブロッコリー、幸せ、自由、情報
例えば、コップ(glass)は輪郭がはっきりしており、半分に割ってしまったらコップではないので「加算名詞」となり、水は輪郭が曖昧で、切り分けても水は水のままなので「不可算名詞」となります。
数えられる・数えられない名詞は感覚で使い分ける
名詞によって大体の傾向があるとはいえ、可算・不可算の区別は固定しているものではなく、感覚や文脈で使い分けます。
つまり、話し手がそのものを「分けられないもので、輪郭がくっきりしているもの」と認識しているか、「分けても本質が変わらないもので、輪郭が曖昧なものか」と認識しているかによって変わってくるのです。
例えば、一般的には可算名詞として扱われる「りんご」を例に見てみましょう。
りんごも、話し手の認識によって加算にも不加算にもなります。
We have two apples in the fridge.(可算)
–冷蔵庫に2つのりんごがある。
There is a lot of apple in this salad.(不可算)
–このサラダにはりんごがたくさん入っている。
りんごが「一つの切り分けられない個体として」意識されていたら可算、りんごサラダのように「輪郭を失って切り分けられた素材として」認識されていたら不可算になるのです。
不可算名詞と言われている「液体」も、「切り分けられるもので、輪郭が曖昧なもの」として認識されているか、「切り分けられないもので、輪郭がくっきりしているもの」として認識されているかで、可算にも不可算にもなります。
I had a lot of wine yesterday.
– 昨日はたくさんワインを飲んだ。
This restaurant has a lot of wines.
-このレストランにはたくさんのワインがある。
この例では、ワインを液体としてみているか、ワインの「種類」という輪郭があるものとしてみているかで使い分けています。
ですので、不可算名詞となっているコーヒーも、お店で頼むときには以下のように可算名詞として扱うことが自然に起こるのです。
Two coffees, please.
コーヒー2つください。
不可算名詞は単数?複数?
可算名詞は単数形と複数形があり、一つなら単数形、二つ以上なら複数形で使えばいいので悩むことはないかと思います。
Dogs are cute.
犬は可愛い。
There is an apple on the table.
机の上に1つのりんごがある。
一方、不可算名詞は常に単数扱いをします。
Money is important.
お金は重要だ。
Love comes first.
愛が一番大事。
また、不可算名詞で共通の認識がある物や事柄については、theをつけることができます。
I found the information on the website.
ウェブサイトでその情報を見つけた。
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そのお金を返してほしい。
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数えられない名詞にはmuch?many?
「たくさん」を意味するmuchとmanyについては、可算名詞にはmanyを、不可算名詞にはmuchを使います。
How many apples do you have?
りんごをいくつ持っていますか?
How much money did you spend?
いくらお金を使いましたか?
a lot of は可算名詞と不可算名詞のどちらにも使うことができる便利な表現です。
I saw a lot of dogs.
たくさんの犬を見た。
I drank a lot of wine.
たくさんのワインを飲んだ。
家具(furniture)はなぜ数えられない名詞なのか?
可算名詞・不可算名詞の「例外」と教えられるのが、家具(furniture)や宝飾品(jewery)などの集合体です。
ソファやベッド、椅子などはそれぞれ加算名詞ですが、「家具」とひとまとまりとすると不加算名詞となります。
The house has some old furniture.
-その家にはいくつか古い家具がある。
しかしこれも例外などではなく、「輪郭がはっきりしているか否か」という感覚があればすんなり理解できます。
家具(furniture)という単語には、ソファやベッド、椅子などのさまざまな要素が含まれていて、家によってその内訳も異なります。
ですので、「家具」といったとき、特定の形が存在せず、輪郭がはっきりしないので、不可算名詞になるのです。
宝飾品(jewery)についても、具体的に個別の宝飾品ではなく、イヤリングや指輪などを全て含んだ全体のを指しているので、輪郭がはっきりしない不可算名詞の扱いになります。
このように、一つ一つは数えられても、集合を表して不可算名詞になる単語は他にも
ゴミ(garbage)
荷物(luggage)
お金(money)
情報(information)
などがあります。
「学校」や「交通手段」が数えられないのはなぜ?
学校についても同じことが言えます。
以下の例文をみてみましょう。
① I went to school in Tokyo.
東京の学校に通っていた。
② There are a lot of good schools in Tokyo.
東京にはたくさんのいい学校がある。
①の例文では、schoolの前にaがついていないので、不可算名詞として扱われています。
一方で、②の例文はschoolsと複数形になっているので、可算名詞として扱われています。
この違いも、「輪郭がはっきりしているか」の違いで理解することができます。
②は、学校が「建物」として輪郭があるものとして捉えられており、①は学校という建物ではなく、「学校教育を受ける場」と言う意味で学校が捉えられています。
交通手段についても、同じことが言えます。
① I go to work by train.
電車で通勤している。
② I saw a train over there.
向こう側に電車が見えた。
①の例文では、「電車」を交通手段として捉えており、電車の輪郭が意識されていないので、不可算名詞となっています。
②の例文では、電車を一つの物体として輪郭が意識されているので、加算名詞となっているのです。
このように、可算名詞と不可算名詞の違いは、話し手がそれをどのように見ているかによって左右されるのです。
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数えられない名詞を数える方法
不可算名詞は、「単位」をつけることで数えることができるものもあります。
例えば、a glass of water=「コップ一杯の水」、a bottle of wine「ボトル一本のワイン」などです。
「二杯の」と言いたいときには、two glasses of water と言えばOKです。
不可算名詞を数えるときに使える単位の代表的なものは以下の通りです。
a cup of :カップ一杯
a cup of coffee →コーヒー一杯
a cup of tea →紅茶一杯
a glass of :グラス一杯
a glass of water →水一杯
a glass of juice →ジュース一杯
a glass of beer →ビール グラス一杯
a piece of:ひとかけら
a piece of advice →一つのアドバイス
a piece of paper →一切れの紙
a piece of luggage →荷物一つ
a piece of bread →パン一切れ
a piece of broccoli →ブロッコリー1ピース
a loaf of:一斤
a loaf of bread →食パン一斤
a sheet of:一枚
a sheet of paper →紙一枚
a bowl of :一杯
a bowl of rice →一杯のご飯
a bowl of noodle →一杯の麺
a slice of:一スライス
a slice of ham →ハム一枚
a slice of pizza →ピザ一枚
a slice of bread →パン一枚
数えられる名詞と数えられない名詞を使い分けるコツは?
数えられる名詞と数えられない名詞の違いや使い方について解説してきました。
いかがでしたでしょうか?
数えられない名詞と数えられる名詞は日本語にはない概念なので、英語に習熟した人でもなかなか理解するのが難しい部分です。
数えられる名詞と数えられない名詞を使いこなすには、暗記をするのではなく、ネイティブの感覚を理解することが大切です。
英語を実際に使う中で、名詞にも意識を向けることで、徐々にネイティブの名詞の感覚を身につけていきましょう!
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