みなさんは、
a
the
の違いがわかりますか?
aとtheの違いは日本語にはない感覚なので、英語学習者が最初に突き当たる壁といっても過言ではありません。
しかし、aとtheの感覚を一度体得してしまえば、ネイティブのように自然に使い分けができるようになります。
今回は、aとtheの違いや使い分け方を解説します!
一回で完璧に体得することは難しいですが、aとtheの持つ根本的な感覚を掴むことができると、上達のスピードが格段に違ってきます。
今まで様々な解説を読んでもイマイチ理解しきれなかった人は、ぜひ参考にしてみてください!
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aとtheの違いは?
aは、「不特定多数の中の1つ」を表す一方、theは聞き手と話し手の共通認識や「特定のただひとつに定まる」ものに用いられるという違いがあります。
つまり、aは他の同じ特徴を持つモノや人と入れ替え可能ですが、theの場合は入れ替えが不可能です。
I saw a man in a red suit at the bus stop.
-Really? Who was he?
バス停で赤いスーツを着た男の人を見たよ。
-うそ、誰?
(「ある」赤いスーツを着た男の人)
I saw the man in a red suit at the bus stop.
-That guy is everywhere!
バス停で例の赤いスーツの男を見たよ。
-あの人、どこにでも現れるね。
(聞き手も話し手も知っている「あの」赤いスーツの男)
Can you pass me a pen?
ペンを渡してくれる?
(どのペンでも構わない、決まっていない)
Can you pass me the pen there?
そこにあるペンを渡してくれる?
(聞き手も話し手にも見えている「その」ペン)
I want to see a movie.
映画が見たいな。
(なんでもいい、決まってないけど、映画が見たい)
I want to see the movie you told me about.
君が教えてくれた映画を見たい。
(話題に上がっていた特定の作品が見たい)
どの例も、
a=不特定多数の中の1つ(入れ替え可能)
the=特定の1つ、個別具体的(入れ替え不可能)
という感覚が根底にあることがわかるかと思います。
それでは、以下にaとtheのそれぞれのイメージと使い方について、詳しく解説していきます!
aのイメージと使い方
まずは、aのイメージと使い方について、解説します!
aのイメージ
aは、ものに輪郭を与えるようなイメージです。
例えば、冠詞のつかない”chicken”は、切っても切っても変化せず、輪郭のない食材としての「鶏肉」(不可算名詞)を表しますが、”a chicken”は輪郭を持った鶏、つまり「鶏肉丸ごと一羽分」となります。
また、コーヒーや水などの通常は数えられない名詞についても、カップに入っていて「輪郭のあるもの」と捉えられる場合、Can I get a coffee?(コーヒー1杯下さい)などとaをつけることもあります。
I like coffee.
コーヒーが好きです。
(コーヒーという飲み物一般を指す)
I’ll have a coffee, please.
コーヒーを1杯ください。
(カップに入ったコーヒーを指す)
Chicken or beef?
チキンを使った料理と、ビーフを使った料理、どちらにしますか?
(材料としてのチキンを指す)
I ordered a chicken.
チキンの丸焼きを1羽注文した。
(チキン丸ごとを指す)
可算名詞と不可算名詞の違いについては、数えられる名詞と数えられない名詞の違いは?ネイティブの感覚を理解しようの記事で詳しく解説していますので、ご覧ください!
aの使い方
aは、輪郭のあるものを表しますが、その中でも、「不特定多数の中の1つ」を表すときに用いられます。
例えば、自己紹介の際に”I have a cat.(猫を飼っています)”と言うとき、「犬でもうさぎでもなくて猫」という意味で不特定の「猫」を指しているので、”a cat.”になります。
つまり、個別具体的に「それ」とたった一つの固有のものに定まらないと話し手が考えているときには、aを用いるのです。
Pick a card.
(どれでもいいから)1枚カードを引いて。
Can I borrow a pen?
(どれでもいいから)ペンを貸してもらえる?
I want a stainless steel tumbler for Christmas.
クリスマスに、ステンレス製のタンブラー(ならどれでもいい)が欲しい。
I take a bus to school.
バス通学です。(たくさん来るバスのうちのどれかに乗っている、決まったバスでない)
I bought a toy for my son.
息子におもちゃを買ってやった。(お菓子でも服でもなく「おもちゃ」であると言いたい、不特定)
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theのイメージと使い方
次に、theのイメージと使い方について解説します!
theのイメージ
theは、1つに定まるもの、共通認識を表します。
例えば、“I saw the cat.”と言えば、「例の猫を見た」というニュアンスになり、以前話題に上がったとかで、話し手と聞き手の頭の中に同じ具体的な「その」猫が頭に浮かんでいます。
このように、theには、聞き手と話し手の間で全く同じものを指差すようなイメージがあります。
theの使い方
theは、特定の1つに定まるもの、個別具体的なもの、を表すときに用いられます。
例えば、”I want to buy the car I saw yesterday.(昨日見たあの車を買いたい)”のthe carは、特定の1つの車に定まるので、theが用いられています。
このような性質から、the+名詞が用いられるときには、名詞に説明(形容詞や、先の例の場合「昨日見た」という部分)を加えて、1つに定まるようにする、つまり、文脈を明らかにすることが多いです。
Do you know the restaurant that opened last week?
先週オープンしたあのレストラン知ってる?
Do you remember the guy I told you about yesterday?
昨日あなたに話したあの男の人のこと、覚えてる?
特に説明がなく、「the+名詞」単体で用いられる場合には、すでに以前話題になっていて、聞き手も「あれね」と分かるものか、常識から考えて1つに定まるもの(地球、空、お互いに見えているもの、社長や責任者、など)に限られます。
Look at the guy!
あの男を見て!
She looked up at the moon.
彼女は月を見上げた。
Can you close the window?
窓を閉めてくれる?
The dress was really expensive.
あのドレス、ものすごく高かったの。
I want to talk to the manager, please.
マネージャーと話したいんですが。
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aとtheを使い分けるコツは?
aとtheの違いや意味、使い分ける方法について解説してきました。
aとtheは、日本語には無い感覚なので、日本人が完璧に理解するのはとても難しいですが、トレーニングを積むことで徐々に感覚ごと理解できるようになります。
aとtheを使い分けられるようになるには、まずは理屈を理解し、その上でたくさんの用例に触れることが大切です。
洋書や海外ドラマ、英会話など何でもよいですが、「なぜaが用いられたのか」「なぜここはtheなのか」と意識しながら英語の用例に触れるようにすると、徐々にaとtheの感覚がつかめてきます。
またそのうえで、自分でもaとtheを用いた例文を作ってみたり実際の英会話の中で用いてみることで、使い分けの感覚を養うことができます。
ぜひたくさんの生きた英語に触れて、感覚を身につけてみてください!
あるとき、頭で意識せずとも感覚で使い分けができるようになりますよ!
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