「白い美しいドレス」
「美しい白いドレス」
など、名詞を複数の形容詞で説明するときに、日本語では形容詞の順番はあまり関係ないですよね。
しかし英語では、名詞の前に複数の形容詞が用いられる場合、上の例なら
a beautiful white dress
というのが、唯一自然な順番になります。
英語ではある一定の法則があり、それに従って形容詞の順番が決められるのです。
今回は、英語において複数の形容詞をどのような順番で並べればよいのか、その順番の法則について解説します!
暗記しないで覚える方法もご紹介しますのでぜひマスターしましょう!
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目次
形容詞の順番基本ルールまとめ
英語は、複数の形容詞が前から名詞を修飾する際に、ルールに従って順番が決まっています。
もちろん必ずこのルールに従うというわけではありませんが、大まかな決まりのようなものが存在するのです。
英語における形容詞の順番のルールには、以下のようなものがあります。
形容詞の順番基本ルール①:数量は形容詞の前
three large apples
3つの(数字)→大きい(形容詞)→りんご
形容詞の順番基本ルール②:名詞を形容する名詞は、形容詞の後
dry dog food
乾燥した(形容詞)→犬の(名詞)→餌
形容詞の順番基本ルール③:種類による順番
主観→大きさ→古さ→形→色→原産地・出身→素材→種別・目的
a beautiful big white woolen jumper
美しい(主観)→大きい(大きさ)→白い(色)→ウールの(素材)→セーター
以下に、それぞれのルールについて詳しく解説していきます!
形容詞の順番基本ルール①:数量は形容詞の前
three, many, allなどといった数量や順番を表す単語は、基本的には形容詞の前に置かれます。
three beautiful large white plates
3つの美しくて大きい白い皿
the second largest city
2番目に大きな都市
ただ、last、next、firstについては、数字が後に置かれることが多いです。
the first two months
最初の2か月
the last two days
最後の2日
形容詞の順番基本ルール②:名詞を形容する名詞は、形容詞の後
名詞も、形容詞のように名詞を形容することができます。
名詞はよく分類や目的、素材などを表しますが、形容詞の後に置かれます。
beautiful black iron gates
美しい黒い鉄の扉
a big car factory
大きな自動車工場
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形容詞の順番基本ルール③:形容詞の種類による順番
まず、複数の形容詞の順番は絶対的に決まっているわけではなく、例えば意外な形容詞を最後に持ってくるなど、話し手の意図などによって変化するものであることを覚えておきましょう。
その上で、英語では複数の形容詞が名詞を修飾する場合、自然に聞こえる順番があります。
英語における形容詞の種類と順番は、以下のとおりです。
主観 (opinion)
↓
大きさ (size)
↓
古さ (age)
↓
形 (shape)
↓
色 (color)
↓
原産地・出身 (origin)
↓
素材 (material)
↓
種別・目的 (classification / purpose)
形容詞の種類と順番の詳細について、以下に詳しく解説します!
主観(opinion)
主観は、「可愛い」「素晴らしい」「変な」などといった話者の判断や意見、態度を表す形容詞です。
・lovely(素敵な)
・wonderful(素晴らしい)
・beautiful(美しい)
・perfect(完璧な)
・cute(かわいい)
・cool(かっこいい)
など
大きさ(size)
大きさは、モノや人の「大きい」「小さい」といった大きさ・サイズに関する形容詞です。
・large(大きい)
・big(大きい)
・small(小さい)
・enormous(巨大な)
・little(小さな)
・short(短い、ショートサイズの)
など
古さ(age)
古さは、「古い」「新しい」「最近の」といったモノの新旧や、「若い」「年寄り」といった人の年齢の上下を表す形容詞です。
また、熱い(hot)や冷めたい(cold)といった温度についての形容詞も、古さを表す形容詞の位置に置かれます。
・old(古い、年取った)
・new(新しい)
・young(若い)
・modern(現代の)
・latest(最新の)
・hot(熱い)
・cold(冷たい)
など
形(shape)
形は、「丸い」「四角い」「三角形」といった輪郭の形だけでなく、「細い」「厚い」「角ばっている」といった形状を表す形容詞です。
・round(丸い)
・square(四角い、正方形の)
・rectangular(長方形の)
・oval(楕円の)
・sharp(尖った)
・flat(平たい)
など
色(color)
色は、「赤い」「青い」「黄色い」といったモノや人などの具体的な色や、「淡い」「明るい」「濃い」といった色の明暗、濃淡などを表す形容詞です。
・red(赤い)
・white(白い)
・grey(グレーの)
・dark(暗い)
・vivid(鮮やかな)
など
原産地・出身(origin)
原産地・出身は、「イタリア製」「日本製」というようにモノの原産地の他、「アジアの」「日本の」といった人やモノの属性や出身を表す形容詞です。
・Italian(イタリアの)
・German(ドイツの)
・Japanese(日本の)
・Asian(アジアの)
・European(ヨーロッパの)
など
素材(material)
素材は、「革製の」「ガラスの」「綿の」といったそのモノが作られている原材料を表す形容詞です。
・woolen(ウールの)
・leather(革の)
・glass(ガラスの)
・brick(レンガの)
・plastic(プラスチックの)
など
種別・目的(classification / purpose)
種別・目的は、「犬(用)の」「政治の」「ランニング(用)の」「ビール(用)の」というように、そのモノの用途、もしくはどんな類のものであるかを表す形容詞です。
形容詞だけでなく、動名詞(-ing)もよくこの位置に置かれます。
・political idea(政治理念)
・educational reform(教育改革)
・wine bottle(ワインボトル)
・dining room(ダイニングルーム)
・running shoes(ランニングシューズ)
・drinking water(飲料水)
など
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形容詞の順番の覚え方はある?なぜこの順番なの?
上記の形容詞の順番を、個々に暗記するのは大変ですよね。
そんなときには、以下のようなざっくりとした原則を覚えておくと助けになるかもしれません。
名詞の直前にくる形容詞ほど名詞との繋がりが強く、「長く安定した状態」を表す傾向にある
例えば、最初のほうに置かれる「美しい」といった主観や、「小さい」といった大きさは、移り変わったり、相対的であったりする性質のものです。
一方、名詞に近い位置に置かれる「イタリア製」「日本人」といった原産地や出身、「プラスチック製の」といった素材などは、人やモノとの繋がりが強く、変化しにくい性質です。
a large brick house:大きなレンガ造りの家
a beautiful leather bag:美しい革の鞄
全てにあてはまるわけではありませんが、この原則を頭に入れておくと役に立つかもしれません。
複数の形容詞の間にカンマは入れる?
「美しく、聡明で、感じのいい女性」など、同じカテゴリーに属する形容詞を複数並べる場合、基本的に形容詞の間にカンマを入れます。
「意見」「見た目」といった同じカテゴリーに属する形容詞を等位形容詞といい、その順番は入れ替えても問題ありません。
a cute, friendly dog
かわいくて人懐っこい犬
a steep, slippery slope
急で滑りやすい斜面
a tall, dark, blue-eyed, handsome boy
背が高く、髪が黒く、青い目をしたハンサムな少年
ただ、形容詞の数が少ない場合には、カンマを省略してしまうこともあります。
a comfortable luxurious limousine
快適で豪華なリムジン
an expensive wasteful project
費用がかかる無駄なプロジェクト
また、異なるカテゴリーの形容詞(意見+素材など)が連なっている場合には、カンマは用いません。
a cute Chinese dog
可愛い中国犬
an amazing Indian movie
素晴らしいインド映画
等位形容詞かどうかは、間にandを入れて意味が通じるかどうかで判断できます。
〇 a cute and friendly dog
✕ a cute and Chinese dog
英語の形容詞の順番を効率良くマスターするには?
英語の形容詞の順番について解説してきました。
このような順番を覚えるには、「主観→大きさ→古さ→…」と項目を覚えるのではなく、”a scary big black dog”のように、例文ごと覚えてしまったほうが応用がききます。
なぜなら、会話のスピードの中では、頭の中で項目を思い出し、形容詞を当てはめる時間はないからです。
例文を声に出して練習し、次に英会話の中で意識して形容詞を用いることをくり返しましょう!
だんたんと、何も考えなくても自然な順番で口から出てくるようになりますよ!
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