ChatGPTを使って英語学習ができればいいなと思いますよね。
ChatGPTを用いて、英語の四技能（リーディング、リスニング、ライティング、スピーキング）の全てを磨くことができます。
今回は、ChatGPTを使って無料で英語学習を行うための方法について解説します！
また、ChatGPTで英語学習をする際の注意点なども解説しています。
どのように活用すればよいのか、ChatGPTの具体的な活用方法について解説していますので、ぜひご覧ください！
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目次
ChatGPTの使い方
ChatGPTはパソコンやスマホで使うことができますが、英語学習をする場合、スマホにアプリをダウンロードすることをおすすめします。
なぜなら、PCの場合、音声出入力を利用するには拡張機能（プラグイン）のインストールが必要になりますが、スマホでは既存の音声入出力機能を利用して、すぐに英会話やリスニングの練習ができるからです。
もし、ライティングやリーディングの練習だけであれば、パソコン版でも問題ありません。
スマホの場合、ChatGPTアプリを無料でダウンロードしてアプリを開き、メールアドレスでアカウントを作成するか、Googleアカウントなどの既存のアカウントでログインをすれば、すぐに使えるようになります。
では早速、具体的にChatGPTを使った英語学習の方法について、具体的に紹介していきます！
ChatGPTでスピーキングをする方法
ChatGPTで、英会話をする方法を紹介します！
ボイスモードで英会話をする
まず、アプリの右下にある四本線の波形のアイコンをタップし、ボイスモードを起動します。
（30分程度、「高度なボイスモード」が利用できますが、その後は自動で「標準のボイスモード」に切り替わります）
あとは、自分で練習したい英会話の内容をプロンプト（指示）として音声で入力するだけです。
たとえば、以下のようなプロンプトの例があります。
海外留学先で友達と日常会話ができるように、英会話の練習がしたいです。英会話の練習の相手になってください。英語で話しかけてください。間違いや不自然な表現があったら、その都度指摘してください。
英語で病院の予約を取る練習をしたいです。私が英語で電話をかけるので、病院の受付の役をしてもらえますか？
英語で自己紹介をするので、不自然な箇所や間違っている部分、改善ができるところを教えてください。
ビジネス英会話の練習がしたいです。締め切りに間に合いそうにないことを、英語の電話で伝えるので、電話の相手になってもらえますか？
英会話の講師になって、私と英語で会話をしてください。話が続くように、話題も提供してください。私の間違いを指摘して、より良い英語表現があったら提案してください。
TOEICのスピーキングの練習がしたいです。
すると、ChatGPTが音声で返事を返してくれ、英会話の練習を始めることができます。
また、英会話が終わった際には以下のようなプロンプトを入力し、フィードバックをもらうと勉強になります。
先ほどの英会話で、不自然な箇所やもっと良い表現が出来た箇所、間違っているところなどがあれば、よりよい表現を教えてください。
プロンプトを入力する際のコツは、要望を具体的にすることです。
練習したいシチュエーションや目指している英語のレベル、ロールプレイがしたいのかクイズを出してほしいのかなど、要望を具体的に伝えることで、より満足度の高い英会話の練習ができます。
AIなので相手の表情などはありませんが、想像以上に自然な英会話ができます。
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発音を教えてもらう
ChatGPTでは、英会話の練習だけでなく、よりよい英語の発音をするための訓練をすることもできます。
例えば、以下のようなプロンプトを入力してみましょう。
英語のTHの発音がうまくできません。THの発音が練習できる短い例文を一つ教えてください。それを読むので、改善点を教えてください。
RとLの発音の違いがわかりません。発音のコツと練習のための例文をひとつ教えてくれたら、それを読むので、改善点を教えてください。
発音の違いを解説し、自分が発音した英語を改善するアドバイスをくれます。
瞬間英作文の練習をする
ChatGPTを使って、日本語の短い文章を瞬時に英作文にする練習ができます。
次のようにプロンプトを入力しましょう。
瞬間英作文の練習をしたいので、日本語の文章をランダムに出してください。私が英語で答えるので、間違いを指摘し、合っていたら次の日本語の文章を出してください。
すると、以下のように瞬間英作文のトレーニングができます。
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ChatGPTでリスニングをする方法
ChatGPTで英語リスニングをしたい場合、アプリの右下にある四本線の波形のアイコンをタップし、ボイスモードを起動します。
あとは、音声入力でプロンプトを入力すれば、自分の聞きたいリスニング教材を作って、読み上げてくれます。
例えば以下のようなプロンプトを入力することができます。
ニュースの英語のリスニングの練習がしたいです。30秒くらいで、TOEIC800点レベルの英文を読んでください。
大学の講義風の英語のリスニングの練習がしたいです。40秒くらいで、TOEIC900点レベルの英文を読んでください。
そうすれば、自分の望むレベルと長さの英文を読んでくれるので、メモなどを取りながら聞きましょう。
その後、次のようにプロンプトを入力して、問題を出してもらうとさらに効果的です。
先ほどの英文の理解力を試す質問を英語で一問ずつ、何問か出してください。
ChatGPTでリーディングをする方法
ChatGPTで英語リーディングをしたい場合、ChatGPTに英文を生成してもらい、それに関する問題を出してもらうといいでしょう。
リーディング素材を生成する場合、文字数・レベル・ジャンルを具体的に指定すると、自分の要望にあった素材で勉強ができます。
例えば、以下のようなプロンプトを入力することができます（リーディングの場合、音声入力ではなく、タイピングで入力しましょう）。
英語のリーディングの練習をしたいので、英文を作ってください。「自然動物の保護」に関する内容で、TOEIC500点で問題なく読める200ワードの英文にしてください。
英語のリーディングの練習をしたいので、TOEIC900点レベルのニュース記事風の300ワード程度の英文を作ってください。
語数の目安として、英語学習者はだいたい1分で100語程度の速度で英文が読めると言われていますので、目安にして語数を指定してみてください。
また、リーディング素材を読み終わったら、以下のようなプロンプトを入力して理解力を試しましょう。
先ほどの英文の理解力を試す質問を一問ずつ、何問か出してください。
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ChatGPTでライティングをする方法
ChatGPTで英語ライティングの練習をする場合、以下のような方法があります。
題を与えてもらう
まず、英作文をする際のお題もChatGPTに考えてもらうことができます。
以下のようなプロンプトを入力してみましょう。
英語初心者でも書きやすい英作文のお題を英語で5つ教えてください。
英語ライティングの練習がしたいです。英語のお題に対し、賛成か反対かの意見を述べるエッセイを書きたいです。英語でお題を出してもらえますか？
英語のライティングの練習として、TOIECの短文メッセージへの返信の問題の練習をしたいです。練習問題を作成してもらえますか。問題（説明・指示等を含む）はすべて英文で出力してください。
お題を与えてもらったら、実際にライティングをしてみましょう。
英作文を添削してもらう
自分で書いた英作文をChatGPTに添削してもらうことができます。
添削してもらいたい英文をChatGPTに貼り付け、その下に次のようなプロンプトを入力しましょう。
上記の回答を、添削してもらえますか。スペルミスはないか、文法は正しいか、自然な英語表現になっているか、チェックしてください。よりよい表現があれば、提案してください。
また、以下のようなプロンプトを入力すれば、英単語の問題を作ってもらうこともできます。
英語のボキャブラリーを増やしたいので、TOEIC900点程度の単語の問題を出してください。その後、私がその単語を使って例文を作るので、添削してください。
ChatGPTで英会話学習をするメリット
ここでは、ChatGPTで英語学習をするメリットをご紹介します！
無料で手軽にできる
ChatGPTは、無料でアカウントを作成すれば誰でも無料で使うことができ、気軽に始めることができるのが魅力です。
スマホのアプリを起動すればいつでも英語の学習ができるので、英語学習を始めるまでのハードルが低いといえます。
また、相手はAIなので、自分の都合で会話を切り上げることもでき、忙しくてまとまった時間が取れない人も隙間時間に英会話を楽しむことができます。
文字起こしのテキストがもらえる
ChatGPT上で行った会話は、全てチャットとして文字起こしされます。
文字起こしがあると、自分で英語で話した内容のテキストを見返したり、ChatGPTが添削した英文と自分の英文を見直したりと、復習が簡単にできます。
特に英会話では、会話中に表現のメモを取る必要がないので、とても便利な機能といえます。
自分に合った教材でできる
ChatGPTに自分の興味のある話題や英語のレベルなどを細かく指定すれば、そのとおりの英語教材を作ってくれるのがメリットです。
自分の英語レベルに合って、かつ自分の興味のある英語教材を探すのは、なかなか難しいですよね。
しかしChatGPTでは、プロンプトを工夫すれば、自分用にカスタマイズされた様々な教材を無限に生成してくれるので、英語学習に飽きずに取り組むことができます。
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ChatGPTで英会話学習をする注意点
英語学習には最高に思えるChatGPTですが、注意点もあります。
ここでは、ChatGPTで英語学習を行う際の注意点をご紹介します
無料版には制限がある
ChatGPTの無料版には、一日や時間における上限があります。
上限は公開されていませんが、無料版の場合、目安として1分当たり最大60リクエスト、1度に生成できるテキストの文字数最大2,048文字と言われています。
そのため、一度に長い質問をしたり、長い回答をもらうことができないのがデメリットです。
使いこなすには質問力も必要
ChatGPTに自分の思ったとおりのアウトプットをしてもらうには、質問（プロンプト）を上手に入力する必要があります。
慣れるまでは、思い通りのアウトプットが得られないことも多いです。
そのようなときは、なるべく具体的に質問すること、それから、思ったのと違う部分を修正するプロンプトを追加で入力することで、自分の理想に近づけることができます。
プロンプト力について詳しく知りたい方は、AI時代を生き抜くために必須のプロンプト力とは？の記事をご覧ください！
必ずしも正しい情報が得られるとは限らない
ChatGPTが提供する情報は、100％正しい情報とは限りません。
例えば、間違えていても合っていると言われたり、日本語訳が不正確だったりと、参考にする程度ならいいですが、精度が低いものも多いです。
ですので、ChatGPTで英語に触れ合う機会を増やすのはいいですが、情報源として頼るのはやめた方がいいでしょう。
個人情報や機密情報が漏れる可能性がある
ChatGPTに入力した情報は、AI学習として使用される可能性があります。
ですので、ChatGPTに業務上の機密事項や個人情報を盛り込んだ内容をインプットしないように気をつけましょう。
あくまで個人の学習のサポートとして用いるものとして捉えるのがよいです。
ChatGPTで英語力を磨こう！
ChatGPTで英語学習を行う際のヒントをご紹介してきました。
ChatGPTをうまく使いこなせるようになれば、英語学習の自習がかなり充実したものとなるでしょう。
ただ、ChatGPTにも限界があり、表情や微妙なニュアンスの違いの使い方、相槌のタイミングや会話のリズミカルなキャッチボールなど、対面の英会話でしか得られないコミュニケーション能力もあります。
英会話で対面のコミュニケーション能力を高め、ChatGPTは英語学習の補助教材として用いると、効率よく英語学習ができます。
日頃の英語学習にChatGPTをうまく組み合わせることで、楽しく英語学習をすすめてください！
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