皆さんは英語で「〜と思う」と言いたい時にどんな単語を使っていますか?
ほとんどの方が『think』という単語が真っ先に頭に浮んだと思います。僕自身も海外の人と話す時に「I think~」とよく使っています。ただ、ネイティブ同士で会話をする時には自分の「思っている確信度合いの違い」によってthink以外にもたくさんの動詞が使われます。
この記事ではthinkを始めとする「思う」という単語の使い分けがマスターできる記事になっています。ぜひご覧ください!
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目次
英語で「思う」の使い分けとは?
ネイティブは自分たちがどのくらい確信を持っているかによって単語を使い分けています。しかも日本人が良く使うthinkという単語は実はかなり確信度が高いんです。
ここからは、確信度の低い順に簡単に単語の説明をしていきたいと思います。
- guess・・・多分〜だろう(推測/根拠がほぼなく当てずっぽう)、カジュアルな表現でも使う
- suppose・・・多分〜だろう(guessよりは根拠がある)
- think・・・〜と(確かに)思う(かなり確信度が高く日本語の思うという意味に一番近い表現)
- believe・・・〜と(ほぼ100%)思う。信じている。一番確信度が高い
それでは単語1つ1つを詳しく解説していきます。
guessの使い方と例文
guessという単語は本当に根拠がなく、当てずっぽうな時に使います。会話では頻繁に使われるためかなりカジュアルな表現になります。日本語訳だと「〜だと推測する」という訳になりますが日常会話だと「〜だと思うよ(知らんけど)」ぐらいのニュアンスになります。
また、他のthinkやbelieveと違いかなり弱い表現なので、相手に柔らかな印象を与えます。相手と口論になりたくない時や、「多分そうだと思うけど、どうなんだろう」という場合にはguessを使いましょう。
ただ、注意点としてかなり柔らかな表現(弱い表現)なのでI guess so.(多分そうだと思うよ)という言葉は自分の意見があまりないことも伝わってしまいます。使うタイミングを間違えないようにしましょう!
例文
I guess so.
– (多分)そうだと思うよ。(根拠はないけどね。)
弱い表現のため、本当はそうは思ってないよ、いやいや同意してるよ、というニュアンスを伝えたい時にもこの表現は使えます。
I guess this is my book.
– (多分)この本は私のです。
誰か知らない人が自分の本を使っていて、確信がない時にこの表現は使います。柔らかな印象を与えるので相手にも不快感を与えません。
Guess what!
– ねえ、ちょっと聞いて!
ニュアンスとしては「ちょっと聞いて!」というイメージ。きちんと聞いて欲しい時、深刻な話がある時はListen upをネイティブは使います。
I guess I’m not hungry.
– もうお腹いっぱいです。(丁寧に断りたい時)
I guessを文頭に入れることによって婉曲的な表現をすることができます。
supposeの使い方と例文
supposeの「思う」の程度は中程度です。guessとthinkのちょうど間ぐらいです。supposeもそこまで強い表現ではないので、いやいや同意する時などにも使われます。
根拠は全く無い訳ではないけど、多分そうなんじゃないかな、ぐらいのニュアンスです。自分の持っている知識とか情報で確かそうだったはず、という時に使われます。
例文
I suppose she will come here.
– 多分彼女はここに来ると思います。
I suppose so.
– そうだと思うよ。
Will you agree with this?(これに同意しますか?)
I suppose so.(まあ、いいですけど。)
thinkの使い方と例文
thinkは一番お馴染みの表現で、且つ「思う」という意味に対してかなり広範囲で使われる単語です。かなり確信を持って伝える表現になります。thinkはこれらの単語の中でも一番理性的且つ冷静な表現としても捉えられます。
例文
I think so.
– (かなり確信を持って)そうだと思うよ!
I think〜
– 私が思うに〜
文頭にI think〜をつけると自分の考えとしては〜というように「自分がこれから意見を言うよ」と言うことが相手に伝わります。日常会話だと多用しますね!
I think he will be right.
– 彼は正しいと思う。(根拠もある)
What do you think?
– あなたはどう思いますか?
ビジネスの場でもよく使われます。ビジネスメールなどでもネイティブはよく使う表現です。
believeの使い方と例文
believeは一番確信度が高く「絶対!100%!」というニュアンスが含まれます。絶対そう思う!という時などに使われます。
先ほどthinkは理性的で冷静なイメージがあると伝えましたがbelieveの方が主観的で感情的なイメージがあります。例文を見ていただいてもわかるように、かなり主観的な表現をする時に多用されます。
例文
I can’t believe that.
– それは信じられない!
自分としては絶対に信じられないことが起こった時に使える表現です。
I believe that he is true.
– 彼が合っていると信じます。
I believe he is lying to me.
– 彼は私に絶対嘘をついている!(と思う)
これも主観的な表現ですね。
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間違えやすい動詞まとめ
ここからは、「思う」という単語と混同されがちな間違えやすい動詞を紹介していきたいと思います。このあたりの動詞の使い分けができるようになってくるとネイティブとの会話にも幅を持たせることができますし、自分の言いたいことをそのまま表現できるようになっていきます。
細かなニュアンスを捉えることを意識してみてください!
feelの使い方と例文
feelは「思う」ではなく「感じる」と訳される動詞です。feelを使うときは感性や感覚的なことを伝えるときによく使われます。こちらは根拠とかはなく「なんとなくそう思う」というニュアンスになります。
Don’t think!Feel!という表現があるように、頭で考えずに心で感じろ!というニュアンスが強いです。thinkは先ほども書いたようにどこか理性的で冷静なイメージがあります。thinkと比べると正反対の単語とも言えますね。
例文
I feel so bad.
– 最悪すぎるよ。。
I feel like a cold.
– (ちょっと)寒く感じる。
feel like+名詞で〜な感じ、という表現になります。
What do you feel about this?
– これについてどう思う?どう感じている?
I feel happy.
– 幸せだ!
feel+形容詞の方がfeel like+名詞と比べてより形容詞を感じるニュアンスが強いです。
wonderの使い方と例文
wonderは「思う」という表現ではなく「不思議に思う/疑問に思う」という意味になります。なんでそうなるの!?と不思議に思う気持ちを表すときにwonderを使います。
また、wonderはかなり遠回しな表現なので、wonderの使い方をマスターすれば様々な表現が出来るようになってきます。
例文
I wonder if I should go there.
– 私はそこにいくべきかな?
I wonder if〜はとてもよく使われる表現で、「〜かな?どうだろう?」という表現でネイティブはよく使います。
I was wondering if I could stay at your house.
– あなたの家に泊めさせてもらえませんか?
I was wondering if〜という表現は誰かにお願い事をしたり、頼み事をする時によく使われます。Can you〜よりも少しフォーマルですが、Could you〜よりも堅苦しくない表現です。親しき中にも礼儀あり、というように親しい中でも丁寧にお願いをしたいときに使われます。
imagineの使い方と例文
imagineは「想像する/空想する」という意味になります。日本語で言うとイメージする、という日本語が近いです。imagineの名詞はimageですしね。
例文
Can you imagine a world without war?
– 戦争のない世界を想像できますか?
She imagined herself as the first Japanese gold medalist in tennis.
– 彼女はテニスで日本初の金メダリストになった自分を想像した。
Can you imagine that?
– それを想像できる?
considerの使い方と例文
considerは「熟考する」という意味になります。thinkやその他の表現と比べてもかなり深く考えるニュアンスを含みます。
例文
I’m considering moving to Tokyo.
– 東京に引っ越しすることを考えています。
Please consider it.
– それをきちんと考慮に入れてください。
In this case, you should consider seeking advice.
– この問題ではアドバイスを求めることを考えた方が良い。
英語がなかなか伸びないと悩んでいませんか?
いかがでしたでしょうか?
英語で「思う」の使い分けが完璧にマスター出来たと思います。単語のニュアンスをきちんと理解することで自分の言いたい表現をストレートに伝えられるようになるのはいいですよね!
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