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即興型英語ディベートのコツとは?ルールから分かりやすく解説!

英会話 2021年12月17日

このブログは”超”スピーキング重視の英会話スクールAitemが運営しています。Aitemについて知りたい方は是非『Aitemってどんなスクール?』をご覧ください!

最近、即興型英語ディベートというものをよく耳にします。

 

海外ではグローバル人材を育成するものとして授業等で広く用いられていますが、日本でも教育現場等で少しずつ広がりを見せています。そもそも、即興型英語ディベートとはどのようなものなのでしょうか?

 

今回は、即興型英語ディベートとはそもそも何なのか、即興型英語ディベートのルールやコツ、身につくスキルなどについて、詳しく解説していきます!

 

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即興型英語ディベートとは?

即興型英語ディベートとはパブリック・コミュニケーションの一種です。

 

1つの論題に対し肯定と否定のチームに分かれ、英語で順番にスピーチを行い、最後に第三者である聴衆をより説得できたチームが勝ちとなります。

 

通常のディベートと即興型英語ディベートの異なる点は、準備時間が短いという点と、聴衆が専門知識を持たない一般大衆であるという点です。

 

従来のディベートは数日から数週間かけて準備を行う一方で、即興型英語ディベートの場合、15分程度の短い時間内で、提示された論題についてその場で準備を行います。

 

また、聴衆は論題について一般的な知識しか持たないため、ディベーターは分かりやすい言葉や身近な例を用いて、明快な説明をする必要があります。

ルール

一般的な即興型英語ディベートのルールは、以下のとおりです。

 

肯定チーム否定チームの2つのチームに分かれます。

②論題が発表されてから、15分程度で両チームが準備を行います。

肯定チームのリーダーが、テーマの確認肯定理由1を述べます。

否定チームのリーダーが、肯定理由1への反論1否定理由1を述べます。

肯定チームのメンバーが、否定理由1への反論と、肯定理由1の再構築肯定理由2を述べます。

否定チームのメンバーが肯定理由1,2への反論と、否定理由1の再構築否定理由2を述べます。

⑦最後に、否定チームが優れている点を述べます(まとめ)。

肯定チームが優れている点を述べます(まとめ)。

⑨ジャッジと呼ばれる第三者が、より説得力のあるチームを決めます。

 

※チームの人数は2〜4人ほどで、大会などによって異なります。

※肯定と否定に分かれる際、自分で立場を選ぶことはできません。

※スピーチ時間は2分〜8分ほどで、大会などによって異なります。

※スピーチの途中で、スピーチをしていない側のチームは質問をすることができます。スピーチをしている側は、質問を受けるか否かを決めることができます。

 

このルールに則って行うディベートの形式は「パーラメンタリーディベート」と呼ばれています。

 

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即興型英語ディベートのコツ7選

即興型英語ディベートは、ディスカッションと異なり、最後に勝敗が決まる戦いです。

 

ディベートでより説得力のあるスピーチをして勝利するためには「内容」「表現」の2点で、相手チームを上回る必要があります。

 

ここでは、即興型英語ディベートで説得力のあるスピーチをするためのコツを7つご紹介します!

 

英語ディスカッションについて知りたい方は、苦手意識を克服!英語ディスカッションの6つのコツと練習方法を紹介!も合わせてご覧ください。

短い文章でシンプルに伝える

スピーチをする際には、短い文章でシンプルに伝えることを心がけましょう!

 

長い文章になったり、難しすぎる単語を使うと、言いたいことがわかりにくくなってしまうからです。

 

英語で意見を述べるのに慣れていない場合、話し続けることに気を取られて、文章が長くなってしまう傾向があります。

 

1つの文章に1つの情報を盛り込むことを意識して、シンプルな語彙で、短く簡潔に伝えるようにすると、聞いている側は難なく理解することができます。

AREAに則って話す

より説得力のあるスピーチをするには、スピーチの型に沿って行うことが有効です。

 

分かりやすいスピーチをするために使われる「主張→理由→例→主張」という型は、その英語の頭文字をとって「AREA」と言われます。

  • Assertion:主張
  • Reason:理由
  • Example:例
  • Assertion:主張

 

まず1番伝えたいことを初めに述べ、次に理由を述べます。それから、現実味や説得力を持たせるための具体例を述べ、最後にもう一度主張を繰り返します。

 

この方に沿って情報を並べるだけで、論理的なスピーチをすることができます。スピーチをする際には、覚えておくと良いでしょう。

よく使うフレーズを覚えておく

ディベートをする際には、よく使うフレーズを覚えておきましょう

 

自分の論を展開する際によく使うフレーズを覚えておけば、緊張して頭が真っ白になっても、ひとまず話を続けることができます。

 

ディベート使えるフレーズを、下に少しご紹介します。

 

スピーチの冒頭で使えるフレーズ

First (to begin with) we’d like to give you an overview of what we will be talking about.

―初めに、論題についての概要を説明します。

           

Then we’ll go on to present some details of…

―それから、…について詳しく説明します。

 

Finally we will show you ……

―最後に、…を示します。

 

 

スピーチの本論の中で使えるフレーズ

The first point I’d like to make/to mention, is… 

―最初に述べたい論点は…です。

 

Let me say that we believe that… 

―我々は…と信じています。

 

It seems to my team that… 

―我々のチームにとって、…のように思えます。

 

Let’s look at… 

―…を見てみましょう。

 

I would like to emphasize that ….. 

―…ということについて強調したいです。

 

As you know …… 

―ご存知のとおり、…

 

As far as … is concerned… 

―…に関して言えば、…

 

We would like to point out that… 

―…ということについて指摘したいと思います。

 

The point is… 

―つまり、…

 

So, we are quite sure that… 

―このように、我々は…ということについて確信しています。

 

Finally, I would like to say …… 

―最後に、…と述べたいです。

 

 

質問やコメントをする際に使えるフレーズ

Point of information, please sir/madam. 

―質問をお願いします。

 

I was wondering if you could tell us…? 

―よろしければ…について教えていただけますか?

 

I wonder if I could comment on that last point. 

―最後の論点について、コメントをしてもいいですか。

 

We cannot accept that …. 

―…については、受け入れることができません。

 

 

質問を受けた際に使える表現

You have a point there, but… 

―確かに一理ありますが、…

 

That’s a very good point. I would say, however, that… 

―それはとてもいい指摘ですね。しかし、私は…と言いたいです。

 

I’d just like to finish if I may. 

―可能であれば、私に最後まで話をさせてください。

 

 

スピーチの最後に使えるフレーズ

I’d like to summarize the main points: 

―メインとなる論点を要約します。

 

To sum up, I think we all agree that… 

―まとめると、我々は…ということに同意していると思います。

 

We believe that we have proved that… 

―我々は、…ということを証明したと信じています。

 

Let me summarize our position in this debate.

―このディベートでの、我々の立場を要約します。

 

使えるフレーズについてもっと知りたい方は英語のディスカッションやディベートで使えるフレーズ70選!スムーズに会話が出来るように!も、あわせてご覧ください!

英語力は気にしない

英語を人前で話す際には「間違えたら恥ずかしい」などと萎縮してしまうこともありますよね。

 

しかし、即興型英語ディベートでは、聴衆を説得させることがゴールであり、完璧な英語を話すことではありません。

 

英語はコミュニケーション手段の一つだと割り切って、「完璧な英語を話さないと恥ずかしい」という気持ちを捨てましょう。

 

拙い英語でもたくさん話して、相手に伝わる経験を積んていくうちに、段々と英語力に自信がついていきます。

ジェスチャーやアイコンタクトを使う

英語ディベートでスピーチをする際には、積極的にジェスチャーやアイコンタクトを用いましょう

 

ディベートで聴衆を説得させるには、話の内容だけでなく、話し方などといった見せ方も重要になってきます。下を向いて、ぼそぼそしゃべっていたら「自信がないのかな」と思われてしまいますよね。

 

TEDトークなどの上手なプレゼンテーションも参考にしながら、聴衆を話に惹きつけるためにジェスチャーやアイコンタクトを取り入れたいところです。

日頃から情報収集し、思考する癖をつける

即興型英語ディベートでは、事前に情報収集ができないため、自分が今持っている知識のみで議論することになります。

 

日頃いかに幅広い知識を蓄えているかが、肝になってくるといえるでしょう。

 

ディベートでより多様な視点から論を展開するためには、日々様々な問題について目を向け、思考することが大切になります。

 

テレビや新聞などで、自分が詳しくない分野などについても積極的に情報収集しておくと、毎回異なる論題に対して柔軟に対応できるようになります。

間をとって、ゆっくり話す

スピーチをする際には、自分が思うよりゆっくり話すように心がけましょう。

 

緊張すると、誰しも早口になってしまうものです。

 

早口だと、話が聞き取れない恐れがあるだけでなく、聴衆は、初めて聞く情報に理解が追いつかない可能性もあります。

 

ゆっくりと間を取って話した方が、話し手は余裕や自信があるようにみえる効果もあります

 

一度、自分のスピーチを録音して聞いてみて、ちょうどよい速度を確かめてみるのも良いかもしれません。

 

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 即興型英語ディベートで身につく能力7選

即興型英語ディベートを行うことで、グローバルに活躍するための様々な能力を身につけることができます。

 

即興型英語ディベートで身につく能力を7つまとめてみました。

英語での受信・発信力

即興型英語ディベートでは、英語で話された相手の論点をその場で整理し、それに対する自分達の論点を英語で話さなくてはなりません。

 

事前に原稿を準備することができないので、即興で英語を発信することが求められます。

 

最初は難しいと感じるかもしれませんが、原稿を読まないでその場で英語を理解して発信するという能力は、まさしくビジネスや英会話で求められる能力です。

 

即興型英語ディベートをすることで、このような英語での受信力と発信力を培うことができるのです。

論理的思考力

即興型英語ディベートでは、自分達の意見に理由や具体例などを補って説明する必要があるので、自ずと論理的に考える力が身につきます。

 

論理的思考ができるようになると、日常生活でも、難しい問題に直面したときに効率的に解決したり、相手を説得して自分の意見を通しやすくしたりすることができます。

 

即興型英語ディベートで、論理的に考える癖をつけることができれば、いろいろな場面で役に立つでしょう。

幅広い知識

即興型英語ディベートでは様々な論題を扱うため、ディベートの経験を重ねるうちに幅広い知識を身につけることができます。ディベートの論題は、宗教、教育、環境、人権、国際問題など多岐に渡ります。

 

毎回変わるトピックに対し、様々な視点からの意見を聞いたり、自分の意見を発信したりする中で、多様な知識がついていきます。

プレゼンテーション力

即興型英語ディベートでは、聴衆を説得するためのスピーチを行う必要があるため、プレゼンテーション能力を鍛えることができます。

 

カンペにかじりついて、小さな声でしゃべっていては、聴衆を惹きつけ、説得することができません。

 

ユーモアを混ぜたり、ボディランゲージを用いたりと、様々な工夫をする中で、聴衆を魅了するプレゼンテーション力を身につけることができます。

コミュニケーション力

即興型英語ディベートはチーム競技なので、チーム内で円滑に情報を共有したり、チームのメンバーにわかりやすく簡潔に自分の意見を伝える技術が身につきます。

 

短い準備時間の中でチームの論点をまとめるには、円滑なコミュニケーションが必須です。

 

いかにチーム内で協力しながら、強い論理を素早く準備できるかが勝敗を左右するので、ディベートというチームプレーを通して、コミュニケーション能力を身につけることができるのです。

価値観が広がる

即興型英語ディベートでは、賛成と反対の立場に分かれて両者の意見を戦わせるため、多様な考え方を知ることができます。

 

誰しも「自分の価値観が正しい」と盲目に思ってしまいがちですが、ディベートで全く想定外の意見や多様な価値観に触れ、自分の中の常識が覆ることもあるでしょう。

 

ディベートを通して、自分の考えは膨大な価値観の中の一つに過ぎなかったのだと知ることができるのです。

即興力(アドリブ力)

即興型英語ディベートでは、事前に入念に準備したりデータを収集することができないため、その場で思考して解決する即興力が身につきます。

 

日常生活でも、会議の進行など、思うように進まない物事が大半ですよね。

そんなときに、いちいち持ち帰ったり考え込んだりしてしまっては、効率よく物事を進めることができません。

 

即興型英語ディベートは、その場で出た意見に対し、その場で対応する訓練になるので、計画通りにいかない物事についても、柔軟に対応する力が身につくのです。

 即興型英語ディベートは海外では当たり前!

海外では即興型ディベートが広く教育現場で導入されており、ブレア元首相など、多くの政治家などが培ったスキルを活かしてグローバルに活躍しています

 

日常会話でも、自分の意見を発信することは海外の人のほうが長けていると感じることが多いのは、日頃から授業等で行うディベートで、論理的に考え、自分の意見を述べる練習を積んでいることも関係しているでしょう。

 

日本では知識詰め込み型の授業が多く、ディベートのようなインタラクティブな授業形態の導入が遅れているといわれています。

 

相手の意見を聞いた上で、自分の意見を発信するといった能力が伸び悩む日本で、即興型英語ディベートは効果的な学習手段といえます。

 自分の意見を発信できる英語力を身につけませんか?

ここまで記事を読んでいただいた方は、即興型ディベートのルールやコツがご理解いただけたと思います。また、英語をスムーズに話せるようになるには自宅学習が必須です。

ただ、独学で英語を勉強していて

ここの文法がわからないな・・・・

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