発起人インタビュー(3/4)

従来の英会話教室とAitemはどんなところが違うんですか?

 

一番は、一回40分単位のレッスンではなく一日単位の集中レッスンでとにかくスピーキングのみに特化しているというところです。スピーキングのみ、というのに拘るのは日本人に一番足りていないスキルだと思ったからです。

いわゆる文法や単語という読み書きは中学校高校で私たち日本人は死ぬほどやらされてきてますよね。それなのに話せない。という事は勉強法が間違っているということなんです。アウトプットする時間が圧倒的に足りていない。足りていないどころかゼロに近い人が多いんじゃないでしょうか。

そんな考えから今提供させて頂いている1日単位の集中プログラムになりました。時間計算(40分)にすると1200円ですし、それなら続けられるんじゃないかなと。語学は続けないと意味がない!継続出来るコストで!というのが絶対条件でしたから。

 

1200円って破格ですよね。大手とかってその3倍4倍以上するとこもありますからね。1日中英語漬けになれば英語に対する抵抗はなくなりそうですね。

 

そうですね。英語=勉強、という概念ではなく英語=コミュニケーション、誰もが習得できるもの、という感覚を知って欲しいですし、何より英語を好きになって欲しい。私は流暢に喋れる訳では全くないんです。留学だって一カ月しかしてませんしね。実際喋る中で細かい間違いは沢山ある。でもあなたの英語は伝わる、理解できるって先生にも外国人の友人にも言われます。それはきっと英語に抵抗が全くないからなんですよね。留学中も私は英語に対してのストレスはゼロだったんです。みんな英語しか使えない、それが一番ストレスで体調崩したりするんですけど私は全く平気でした。笑

好きな人とはずっと一緒に居たいけど、苦手な人とは一時間一緒にいるのもキツイというのと同じですよね。好きじゃなきゃツライんです、なんでも。

だからプログラムの内容もそこは意識して先生達と組み立てます。たとえば、飛行機がハイジャックされたという設定でのレッスンだったり、恋愛についてのディスカッションだったり、勉強ではなくおしゃべりしに行く、そういう感覚で通って欲しいです。

 

オンライン英会話教室みたいなものを作るという選択肢はなかったんですか?

価格で言うとオンラインが圧倒的に低価格ですよね?

 

一度は考えました。それが出来たら発展途上国での雇用も生めますしね。でも大手さんのコストはどう試算しても割れなかった。何より管理コストを考えると無理でした。外国の先生を雇うという事は絶対的に文化の違いが出てきます。時間通りにレッスンが始まらない、ネット環境が整っていない、レッスン中にタバコを吸う、日本では考えられないレベルの問題が起こる。そうなると迅速に臨機応変に対応する日本人によるサポート窓口の設置がマストになる。トラブルやクレーム処理が全体のタスクの多くを占める事になるでしょうから人件費含めそこにかけるコストを考えると大手さんと変わらない質と価格でレッスンを提供するのは難しいと思いました。

私も実際オンラインレッスンは今でも時々うけますが、レッスン中に先生が自作の歌を聴いてくれと歌い始めたり、スカイプの向こうで夫婦喧嘩を始めたり、ニワトリの鳴き声で英語が聞こえなかったりハプニングは日常茶飯事ですからね。苦笑

 

日本じゃ考えられないハプニングですね。笑

 

文化の違いってすごいですよね。本当に想像を越える事がたくさん起きます。オンラインをやめたのは管理が大変、大手さんの価格に敵わないという事だけじゃなくFace to Faceという事に私はやっぱりこだわりたかったんです。提供したいのはただの語学じゃなく、コミュニケーションツール、もっと言えば生きてゆく力としての英語習得なんです。

 

もう少しその辺の話を詳しく聞かせてください。

 

英語って、いわゆる日本で言う遠回し、という表現がないに等しいですし、そもそも遠回しに表現できる語学力もないからストレートに表現するしかないんです。だから自分の感情をアウトプットするということが英語だとしやすいと思うんです。日本人はどんどん自分の言葉で、自分の声で、アウトプットをするということが減ってきていますよね。

 

確かに…

 

昔はおじいちゃん、おばあちゃんも一緒に住んでいたり、兄弟も当たり前にいたりで大勢で食事をしながら、今日こんな事があったんだとか、友達と喧嘩しちゃったんだとか心の中のこと、感情を言語化するってことをもっとしていた気がするんです。友達とも長電話をして恋の話をしたり悩みを打ち明け合ったりした。だけど今は何でもスマートフォンで文字やスタンプでやる時代になって、感情を乗せて人に話をするということがとても不得意になっているなと、すごく気になっていたんです。そういうこと含めてコミュニケーションというところにこだわりたくて。それがすなわち生きてく力だと思うんですよね。

 

それが『語学じゃなくて、コミュニケーションツールとしての英語』ってことなんですね。

 

そうなんです。ロボットが半分の仕事を持っていく時代になると言われている中で、いわゆる人間力、心の部分がない人にはまともな仕事ってどんどんなくなる時代になると思っているんです。効率化や合理性が良しとされる時代になればなるほど、人が求めるものは心という効率化や合理性と相反するところにあるものになっていってる気がしますし。だから英語も翻訳アプリでは賄えない通じる事より伝わる事というのが求められてゆくと思います。そしてこれからは小学校3年生から国語や算数みたいに英語も点数がつく時代なんです。やっと国も2020年のオリンピック招致に向けて英語に本気になったと言われています。高校では従来の読み書きに重きを置いた授業ではなく、英語を『使えるようにする』という学習指針が文部省より出されました。

 

今注目されているアクティブラーニングですね。

 

はい。その指針で教育が始まると20代前半の子たちが30代になりいわゆる管理職になった時、英語を『使える』世代が部下として入ってくる。そうするとどうなるか、パソコンというものが当たり前に企業に導入され、パソコンを使えない方達が一斉に居場所がなくなったように、キャリアも重ねていない今20代前半の子達の世代は仕事がなくなっちゃう、居場所がなくなっちゃう、そんな時代がくる気がするんですよね。だから管理職に上がれるスキルとしてマネージメント能力がないといけない、それってコミュニケーション能力じゃないですか?それとグローバルに戦うための英語。グローバルどころか国内でも部下に数名外国人がいるという状況は容易に想像出来ますよね。だからこれからの日本で生き抜く力を持つには英語というツールが絶対必要不可欠だと思っています。

 

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なるほど。1日単位の集中プログラム以外に何か、他の英会話教室と違うところってありますか?

 

英語でコミュニケーションを取れるようになるという事が目的なので正しい、より、伝わる、伝える、という事に重きを置き、とにかくスピーキング!とにかくアウトプット!そこに特化したプログラムを提供しています。会話メインなので一方的という事はあり得ないので、スピーキングと同時にリスニング力も自動的につきます。イメージとしては7,8割は生徒さんが話すようなレッスンですね。

 

テキストがないのはなぜですか?

 

会話って台本なんてないじゃないですか?予習もしないじゃないですか?アドリブじゃなかったら『英会話』とは言わないというのが私の考え方です。それに自宅で自分でできることは自分ですればいいと思っています。今の時代、インプットするのは難しくない。Amazonでどんな本も買えるし、google先生がなんでも教えてくれる。英語に関する無料アプリもいっぱいありますよね。単語や文法はそうやって自分で学べばいい。自分一人で出来る事は最低限のコストで自分でやりたいですよね。ここではここでしかできないこと、一人ではできない事を提供出来なければ意味がないと思っています。

ただ、うちのメソッドでの自宅学習用のテキストを作って欲しいという要望も実際ありますので、検討はしております。要望に応える形での英会話教室の始まりでしたからね。今後も生徒さんの生の声は大切にしてゆきたいなと思っております。